宗像大社国宝展(出光美術館)・正倉院フォーラム2014(よみうり大手町ホール)感想
1.宗像大社国宝展
・以前、宗像大社辺津宮を訪問した時に時間が無く、国宝館を見学できなかったので、今回、東京の出光美術館で開催された国宝展を見学した。
殆どの国宝品は沖ノ島(宗像大社沖津宮)で4世紀から9世紀の期間、ヤマト王権により行われた祭祀跡から発掘されたものだ。
国宝75点が展示されている、出光佐三が人生をかけて宗像大社の復興に力を注いだ結果、現在の宗像大社は存在するらしい。
現在、『宗像・沖ノ島と関連遺産群』を世界遺産に申請しようと推進会議が存在しています。
沖津島は北部九州と朝鮮半島を結ぶ海に存在し、古来、大陸との交流の舞台となりました。
沖津島には宗像3女神の一人、田心姫神(たごりひめのかみ)が祭られ、島自体が御神体であり厳しい禁忌が存在し、財宝は現在まで守られた。
島で見たもの,聞いたこと、全て『不言様(おいわずさま)』の禁忌により島外で話すことが禁じられ、勿論島から何も持ち出せない。
・参考 宗像大社参拝記
壱岐紀行 宗像大社(辺津宮)http://akatonbo-jo.cocolog-nifty.com/jo/2013/06/1-cf0f.html
桜井茶臼山古墳と纏向遺蹟紀行(目次編)http://akatonbo-jo.cocolog-nifty.com/jo/2009/05/post-45cc.html
桜井(外山)茶臼山古墳 関連メモ http://akatonbo-jo.cocolog-nifty.com/jo/2012/08/post-190c.html
実は桜井茶臼山古墳は古墳時代初期の大王の墓と考えられており、すぐ傍に宗像神社が存在しています。
桜井茶臼山古墳に埋葬された大王と宗像海人の深い関係を示しています。
2. 正倉院フォーラム2014
・初めて正倉院フォーラムに参加した。毎年、奈良の『ほかもどり』さんが、正倉院展を見学され記事を読んでおり、興味がありました。
今回は目玉が『鳥毛立女屏風』だそうですが、東京でも日本国宝展として東京国立博物館で半分が展示されます。半分は奈良国立博物館です。
今回は展示品に沢山の鳥の絵が描かれている事や、羽毛を使用した品が多いという事で日本野鳥の会の会長で俳優の柳生博さんがパネラーとなる。
坪倉アナウンサーと奈良国立博物館の内藤栄学芸部長さんが面白い話を展開された。
鳥毛立女屏風で描かれている女性は、唐を代表する美人なんですが、実は日本で製作されたそうだ。鳥は『ヤマドリ』の羽根を使用しているそうです。
『ヤマドリ』は日本の固有種ですから、大陸には生息しない。3本足の烏も登場しました。
この数年、野鳥の撮影に凝っているので、話しは面白かった。古代人と鳥の関係は中身が濃いので、此処では触れない、JoBlogで沢山触れました。
3.明日からドイツ紀行始まる
・9年ぶりに、ドイツの再訪です。
参考 ドイツ紀行(ゲーテ街道)記事目次 http://akatonbo-jo.cocolog-nifty.com/jo/2005/10/post_a35c.html
9年前、娘、息子、家内と4人でゲーテ街道を電車を使い旅をした。素晴らしい旅だった。
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