島根モニターに選ばれる
先日、サンケイリビング新聞に応募した島根モニターに偶然夫婦で選ばれその説明会に出席してきた。このモニターは企画はサンケイリビング新聞さんで、島根県や阪急交通社さん、カシオ計算機株式会社さん、その他いろんな企業さんも参加してのプロジェクトだそうです。
ニッポンのお宝を発掘しようというプロジェクトで、今回は島根県に当たり、『出雲大社だけではない神々のパワーを感じて!』という標題です。
私たち夫婦以外に二人の50代のマダムが選ばれておりました。この4名とサンケイリビング新聞の女性記者さんと5名で2泊3日の出雲の旅をすることに成りました。
「行程」
・初日
羽田→出雲空港 出雲大社→万九千神社→羽根屋で出雲蕎麦→須佐神社→ホテル
・二日目
神魂神社→須我神社→神楽の宿→渡辺農園→熊野大社→玉造温泉
・三日目
美保神社→どじょう鍋→足立美術館→出雲空港から羽田へ
こんな行程での旅となるそうです。今年の3月に出雲の2泊3日の旅をしたばかりですが、今回は神楽を見学できることや、万九千神社、熊野大社、足立美術館を見学できることになりました。
果たして何か新しいお宝を発掘出きるか自信がありませんが、楽しんでこようと思っています。カシオさんからは、最新のカメラEXILIM EX-100を特別に貸していただける事になりました。一眼レフをはじめる前は私はカシオさんの古いデジカメEXILIMを5~6年愛用し海外旅行や国内旅行も何時もポケットにこのデジカメを持参し、撮影し記録を残しました。思い出多い素晴らしいデジカメでした。
このお宝発掘プロジェクトの過去を調べてみるとネットにちゃんと記録されていました。
私は今回、島根県とりわけ出雲のモニターに選ばれた事を誇りに思っています。私の半世紀に及ぶ古代史の勉強にフィールドが与えられたような気がしています。今まではヤマトから観た出雲観に支配されていましたが、やはり考古学者の故、森浩一さんが常日頃おっしゃつていた地域からの発想が大事という考えです。
出雲には出雲大社(杵築大宮)と熊野大社があります、多分奈良時代では熊野大社の方が格が上だったのではないでしょうか。その背景には神戸川・斐伊川流域に成長し杵築大宮を中心に国家を築いた西部出雲の出雲フルネの王国と、東部出雲即ち意宇川流域に王国を築いたオウ国家の存在があり、早い時点に西部出雲は吉備・ヤマト連合軍に滅ぼされましたが、東部出雲は生き残り吉備が雄略天皇に滅ぼされたあと、オウ王国は出雲西部も支配下に入れたと推測されます。だから、出雲国庁は東部の意宇川流域の現在の風土記の丘近くに建設されました。
熊野大社は最近まで近畿地方の熊野古道で有名な熊野大社が全国の熊野神社のルーツだと思っていましたが、実は出雲のオウ王国の熊野大社がルーツであった可能性があります。考えてみれば奈良盆地の最古の神社と呼ばれる三輪山の大神神社も出雲の神さんを祀っていますね。いかに出雲はヤマト王権が成立する前からも成立後も全国に力を持っていたか推測できます。
敗者に歴史を語る資格がないという事も事実だけど、本当に出雲はヤマトに負けていたのかも疑う必要がありそうです。アマテラス系を除く日本列島の殆どの神社は出雲系等の神社ではないだろうか。
ともかく、また、5月中旬に大好きな出雲に行ける事になりました。
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