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悲報 MuBlogの旦那、木幡翁身罷る

 ふうてん老人さんから突然に電話があり、MuBlogの木幡翁が29日に身罷かられたと報を受けた。覚悟はしていたが、早すぎる死の連絡でした。ふうてん老人の御紹介で私は木幡翁と出会えました。彼がまだ京大の図書館に勤務されている頃で、随分と昔の頃だったと思います。

 その頃、長尾先生の研究会のメンバーで特に親しくなった筑波の原田さん、木幡翁、ふうてん老人、私と4人で河原町を飲み歩いた記憶があります。そんな原田さんも既に故人となり、今回は木幡の旦那があの世に召された。本当に残念です。

木幡翁とはほぼ同じ頃、即ち2004年4月にココログを一緒に始めた。9年前でしょうか、そして、ふうてん老人もココログを開始されたと記憶しています。そして、文章を二人から添削を受けて、何とか人様に読んで貰えるように成長しました。

 この数年は宇治に帰省すると必ず木幡の旦那の運転で古代史を巡る遺跡を訪れ、一緒に歩いた。そして、意見の交感を行っていました。何故か古代史を観る価値観を共有していたように思います。

彼のブログの最後は彼らしい『楠木正成』で私もコメントを行い6月9日のコメント返しが最後となりました。

 MuBlog絶筆 『楠木正成のこと』(2013年6月7日)

 今年の春頃に肺癌を宣告されたメールをふうてん老人とともに受信していました。免疫療法で病魔と闘われていたと推測します。しかし、遂に、悲しい結果となりました。

 木幡翁とのこの数年を振り返ってみます。

 1.難波宮・大阪歴史博物館・四天王寺・磯長墓訪問

   2012年12月、木幡翁の運転で宇治木幡を基点に訪問しました。お昼は大阪歴史博物館のレストランでした。彼は特に聖徳太子の墓前で感慨深くされていたのを思い出します。

 2.木幡翁横浜・鎌倉を訪問される

   2012年8月の夏休みに新横浜のプリンスホテルに2泊され、ふうてん老人と私の三人で鎌倉文学館や八幡さんを訪問しました。

  

 3.古市古墳群を訪問する

   2012年7月、私の義父が大阪で外科手術があり帰省しましたが、木幡の旦那さんに古市古墳群の案内を受けました。彼は特にヤマトタケルに愛着があり、白鳥陵では感慨深い様子でした。

 4.今城塚・安満山古墳を訪問する

   2011年12月、継体天皇の研究の為に今城塚古墳と周辺古墳を訪問した。

 5.築紫紀行 志賀島・志賀海神社・天満宮・九州国立博物館・吉野ヶ里・佐賀城

   2011年9月、木幡翁の誘いで築紫紀行をする事になりました。私は羽田から福岡でしたが、彼は新幹線で参加でした。私の父のルーツを調べる旅でもありました。

 6.纏向遺跡・葛城 一言主神社訪問

   2009年12月、纏向遺跡と葛城の一言主神社を訪問した。

 7.桜井茶臼山古墳と纏向遺跡訪問

   2009年3月、桜井茶臼山古墳が発掘されている時に二人で訪問した。発掘中の桜井茶臼山古墳を見学できた事が衝撃でした。

 8.近江紀行

   2008年11月、継体天皇ゆかりの場所を探そうと、湖西の地を訪問した。白髭神社や高島の資料館、古墳群を訪問した。

 9.紫香楽紀行

   2008年5月、聖武天皇の流離いの足跡を探る旅として、紫香楽を訪問した。

 10.元糺の杜訪問

   2007年12月、平安京のルーツを探る旅として太秦の元糺杜や蛇塚古墳、等々を訪問した。

  以上に数年内の行動はMuBlogとJoBlogに記録として残されています。この9年間のMuBlogには彼がこの世で立派に生きた記録が残されています。

  (追伸)先生の教え子の本田さん、メールに返信しましたが届かないようです、この記事で書かれた事が私が知る全てです。

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Comments

大変失礼しました。
気が動転して、携帯電話からメールを送ったのですが、そのメールに規制をかけていたのを忘れていました。
お知らせいただき、ありがとうございます。
今城塚古墳の話や九州紀行の話を先生とやりとりしていたのが、つい先日のことだったのに…本当に残念でなりません。

Posted by: chinatsu | 2013.08.01 11:35 PM

chinatsuさん 御無沙汰です

 突然の悲報に驚かれたと思います。ゼミの生徒さんや新撰組OGの皆さまにも伝わっているようですね。

 私も、ふうてん老人さんも何をしていいか判らずに茫然としています。心が落ち着けば、今後の事を考えたいと思います。

Posted by: jo | 2013.08.02 09:08 AM

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