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野鳥の撮影雑感

 2012年の秋に鶴見川を散策途中で『カワセミ』と出会ったのが野鳥を撮影するきっかけとなりました。1年間は300㍉の望遠レンズを使用し『カワセミ』やその他の野鳥の撮影を始めた。

 昨年は特に、『ツバメ』の抱卵から巣立ちまでを記録しようと4月頃から9月末頃まで頑張りました。毎日、コンビニの玄関に作られた二つの『ツバメ』の巣を観察し、撮影を継続した。親ツバメが一生懸命子育てする姿は本当に感動だった。無事に子供達が巣立った時には本当に胸をなでおろした感激でした。

 鶴見川を散策したり、大倉山を登り梅園や記念館の森を歩く日常は持病の高血圧の対策として毎日自分に課していたトレーニングでした。早朝に1時間半から2時間程度を歩くと高血圧にはいい対策だと教えられ、継続していた。そんな時に、手持ちの一眼レフで『カワセミ』に出会ったのが運のつきでした。

 1年間は300㍉の望遠レンズで鶴見川や大倉山の野鳥を撮影してきましたが、最近は500㍉の望遠レンズを購入し、運よく出会えたベテランの丸山翁師に指導を得ながら、500㍉望遠レンズで野鳥の撮影を始めた訳です。私はカメラに関して素人なので、今までカメラの取り扱い仕様書を読んだ事もないし、読もうともしなかった。しかし、500㍉の望遠レンズになると流石にカメラの事を理解しないと難しいと感じ先輩の指導を受ける事になりました。

 撮影は奥が深いので、簡単には極める事は不可能ですが、全くの素人が今、辿り始めている記録を残しておきたいと思います。全て、鶴見川の野鳥博士の丸山翁師から指導を受けているものです。

 ・制止する鳥の撮影

 今の所、絞り優先のモードで撮影しています。ほぼ開放に近い状態で目標の鳥が浮き上がるように撮影します。深度を高めるわけです、まわりのものをボケさせます。その日の目標物の明るさによりますが、ISO400程度で三脚を使用し撮影します。大倉山では1脚を使用しています。

 ・移動する鳥の撮影

 シャッター速度優先のモードで撮影します。目標物の明るさによりますが、スピードは1/1000~1/2000秒の速度で撮影します。昼頃はISO400、早朝の暗い時はISO800以上で撮影します。白鷺の撮影では翁の指導で露出補正を-0.3~-1.0程度補正をかけ『白トビ』から免れたいと思います。光りすぎる物体を撮影する時は露出のマイナス補正が必要になります。

 ・上空を飛ぶ猛禽類の撮影

 専門家の間では、羽根の裏面が綺麗に撮影されていないと駄目だそうです。従い、露出補正をプラスに補正します、+0.3とか+1.0といった按配になります。

 私は最近は撮影現場で先ず何回も試行的に撮影し現在の環境の状態ではどの程度でシャッターを切ればいいか、ISOはどの程度上げなけらばならないかをトライしています。デジタルカメラではフイルムカメラと異なり、何回でも試行し結果をその場で把握できるのが素晴らしい訳です。

 未だ500㍉を始めて1カ月程度ですが、カメラというのは意外と面白いという事に段々気が付き始めています。実は私の父は明治生まれですが、カメラが大好きで、私が生まれる前は自宅の暗室で現像していたようでした。親爺の趣味が私にも受け継がれたのかも知れません。ついでに、家内の父もカメラ大好きという訳で昔のアナログカメラが宇治には沢山収蔵されているようです。

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