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上空を毎日通過する対潜哨戒ヘリ

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 鶴見川で野鳥の撮影をしていると、毎回、昼頃に米軍(海軍)の対戦哨戒ヘリ『SH-60シーホーク』が頭上を内陸部に向かい低空飛行して行く。頭の上を飛ぶ物は何でも撮影するので、反射的に『シーホーク』のお腹を撮影した。

 最近の対潜哨戒機の詳細は知らないが、お腹を眺めていると昔、P3Cを導入する以前の段階で少し対潜哨戒機のコンピュータ関連の端くれに関与した思い出が甦ってきた。写真を眺めると、お腹の前方に丸い大きなレーダーを抱えていますね。固定翼のP3Cは主翼の上に円盤型のレーダーを備えていましたね。このレーダーは海上・海中を動くもの、投下した『ソノブイ』等々を監視しています。

 赤外線カメラ、熱感知カメラ、鉄の塊が動くと地磁気が乱れるのでそれを感知する長いアンテナ、何種類もの『ソノブイ』を投下するドア、潜水艦攻撃用魚雷、等々の設備を持つハイテク偵察機ではないでしょうか。先端は投光機ではないかと推測します。

 もう35年以上前の話なので、おとぎ話みたいな事しか知りません。しかし、当時の230-35の処理能力ではとうてい潜水艦を追尾する性能は有りませんでした。飛行機に搭載されたコンピュータで現場の処理はなされると思いますが、動く海流、動く目標物、動く『ソノブイ』をリアルタイムで三次元画像上で処理しなければなりません。

この対潜哨戒機システムは高度なコンピュータテクノロジーの塊みたいなものだと思います。飛行機に搭載されたコンピュータは基地や艦船と接続されており対潜攻撃ミサイルの誘導機能も持っていると思います。

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 前日は702号機、本日は706号機でしたね。任務を終えて基地に帰還する所ではないでしょうか。上空からも写真を撮られているかも知れませんが、毎日、鶴見川で鳥を撮影している爺さん2名を米軍の人達も見下ろしているのかも知れない。出来る事なら、潜水艦なんて物騒なものを探さなくて良い日が来ればいいのにと思っています。

 この日は、昼休みに新横浜の外資系で働いているスペイン人の青年がカメラを首から下げて我々爺さん二人の席に来てくれました。彼も川と鳥が好きで貴重な昼休みの時間はカメラを首から下げ、サンドイッチを片手に撮影に歩いているそうでした。

やはり、好き者は世界中にいるんですね、楽しい話と撮影した映像を見せてくれました。

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