3次元地図その後
承前 古墳を3D空撮測量
先日、橿考研の箸墓古墳・西殿塚古墳に関する3次元地図に関する報道がありました。天理大学でも日本最大の前方後方墳である西山古墳の3次元測量の結果を報告されていました。
天理大学の資料を眺めていると、不思議な墳形である事が判りますね。後方部は下段は方形であるが、その上に円形墳が築造されています。その円形部と前方部を箸墓や西殿塚古墳や桜井茶臼山古墳等々と比較すると、そっくりと重なるのですね。
杣之内古墳群の最古の古墳である西山古墳、大和(オオヤマト)古墳群、柳本古墳群、纏向古墳群、そして最南部のイワレ(トビ)の桜井茶臼山古墳の前期巨大古墳はヤマト王権の大王を順番に送りだした地域の代表であり、大王墓である確度は高いでしょうね。
先日、NHKの特番、サイエンスゼロで富士山の噴火が起こるか、色んな角度で論じられていたが、富士山周辺の3次元地図を見ればリアルに噴火口が連なった姿を観る事が出来て長い歴史の中での噴火のデパートと呼ばれる姿が判りやすい。
いずれにせよ、樹木で覆われた地形でもその下のグラウンドの状況を三次元で表現出来れば人間の頭で色々と又、新しい真実が見えてくるものですね。
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