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約束が簡単に破棄される世の中 世も末だ

 この数年、私は海外旅行に何回も出かけています。自分で企画し自分で飛行機のチケットから現地の交通機関や宿もインターネットで予約して行く場合もあれば、大手の旅行会社のツアーに参加する場合も多いです。

 この数年、この大手旅行会社さんの商行為に疑問と怒りを抱いているので、一応記録しておきます。今迄十回程度は経験した事なので、多分、商慣習として大手旅行会社さんは何とも感じていない事だと認識している。私が商慣習としておかしいと思う例を述べます。

 インターネットで大手旅行会社のホームページで欧州の旅行の申し込みを行った。彼らが指定する日にちの申し込みを行った。数日後、旅行会社から資料が送付され、必要事項の記入資料の送付と銀行から指定された口座に予約金を振り込んだ。

 インターネットでホームページを検索すると、申し込んだ日の受け付けは終了したと表示が存在した。受付を締めきり、申し込みの詳細資料の記入や送付、銀行振り込み指示されているので、旅は挙行されると思っていた。しかし、振り込んだ翌日に電話がありツアーは開催されない10名しか参加がなかったと説明された。

 この数年間、このような事はJTBでも、阪急交通社でも、クラブツーリズムでも経験してるので皆さん業界では共通の商行為なんでしょうね。しかし、おかしいと思いませんか?せめて、決行すると決まるまでは予約金の支払いを顧客にさせないのが常識と違いますかね。

 噂では、多くの旅行客が行く事もあやふやで沢山申し込むだけしてる輩が多いという事も聴いています。しかし、予約をする顧客は全ての自分達のスケジュールを調整して申し込んでいる訳です、そんな真面目な人々を簡単に参加者が10名だからツアーは中止という判断をする商慣習は何処か変だと思いませんか。

 話は最近の大学生と会社の契約についての話です。最近の学生は沢山の会社から入社の受諾を得て、その中から1社だけに行くという話を聴きました。私の学生時代(40年以上前)では会社と大学のゼミの先生との間で約束が有り毎年何名か、ある会社に学生を送り込む約束が存在し、誰も沢山の会社を受験し受諾をうけるような行為は無かった。

 要は、何がいいたいかと言うと、この国では『信頼関係』が失われた世の中になっているという事実を嘆いている。自分を守る事だけがはびこり、相手を思いやる心が失われた世界ではないだろうか。

 えらそうな事は私に言う資格はないけど、何処か寂しい世の中だと思います。多分、私だけでなく多くの人々が私と同じように感じておられると思います。最近の朝ドラが人気なのは、何処か現代の我々が失いかけてる他人への思いやりを大事にするドラマが人気を博する理由ではないだろうか。歴史上の偉人を取り上げてもそれ以前のすさんだこの世を救うドラマが今は求められているような気がする。

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