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アメリカ大自然 グランドサークル紀行(9) グールデイング夫婦博物館

 承前 アメリカ大自然 グランドサークル紀行(8) モニュメントバレーへの道

 モニュメントバレーは第一次大戦の頃までは殆ど知られていない、ナバホ族だけの聖地でした。そこに、ハリー・グールデイングと奥さんのマイク・グールデイングが原住民と一緒に住み始めたのです。彼らは交易所を作りロッジを作りました。そして、原住民の為に病院を建設したり、多くの社会奉仕を行いました。そして、大恐慌の時に原住民の生活を救う為にハリウッドに働きかけ、運命的なジョン・フォード監督と出会う事になるのです。

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 1938年に遂に世界的な名画『駅馬車』がこのモニュメントバレーで撮影され此の地を世界に発信したのです。ジョン・フォード監督とグールデイング夫婦を通しての現地のナバホ族の人々との密接な交流は始まり、現在でもこの夫婦と監督はナバホ族の人々から尊敬され愛されているそうです。

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 グールデイング夫婦のロッジと交易所は今も博物館として保存されており、見学する事が出来ます。1930年代から現在に至るまでのハリウッドの撮影現場としてのモニュメントバレーを知るにはこの博物館見学は必須であります。

詳細は、マイフォトに収録していますので、そちらを参照して下さい。

 マイフォト モニュメントバレー グールデイング夫婦博物館(Goulding's Lodge Trading Post & Museum)

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 『Yellow Ribbon』撮影現場の写真だそうです。少し風が吹くと塩の粒子より小さな真っ赤なナバホサンド(砂塵)が巻きあがり容赦なく目や口や耳の穴に入り込む劣悪な過酷な環境で撮影する事になります。本当に命がけの撮影だったと思います。それは、今も変わらない過酷な撮影現場なのです。これは、現地に行かなければ判りません。

 私が訪問した日にもハリウッド映画の撮影がモニュメントバレーで行われていました。砂塵巻きあがる中での撮影現場でした。

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