スペイン・ポルトガル3200㌔の旅(10) アルハンブラ宮殿 夏の離宮篇
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イベリア半島で最後まで残ったイスラムの世界がこの標高3千㍍を超える山脈であるシェラ・ネバダ山脈の南麓であるグラナダにあるアルハンブラ宮殿です。13世紀の頃から山の上に建造が始まったそうです。幸いにも無血開城したので、当時のイスラムの見事な宮殿が残存する事となりました。
赤い宮殿と呼ばれるアルハンブラ宮殿です。城は赤い石で建造されています。夏の離宮側から谷越しに眺めた光景です。
アルハンブラ宮殿と言えばあの名曲、『アルハンブラの思い出』ではないでしょうか。私の年代の人々は誰でも一度はギターを片手にこのトレモロの曲を練習した筈です。この曲はフランシスコ・タレルガ(タレガ)がこの宮殿の夏の離宮のアセキアの中庭にある長さ50㍍の噴水庭園の音を聴きながらトレモロの曲をイメージしたそうです。
(写真はアセキアの中庭です。Patio de la Acequia)
今は真冬、残念ながら花壇の花が咲いていないが見事な噴水庭園(パテイオ)です、このシェラ・ネバダ山脈から引いて来た絶え間なく吹きあげる水の音が名曲のトレモロになったそうだ。
アルハンブラ宮殿から眺めた北の太陽の丘に位置する夏の離宮ヘネラリフェです。14世紀初頭のムハンマド3世(1302~1309年)の時代に建造された。
標高三千㍍を超えるシェラ・ネバダ山脈です。私は3年半米国西海岸のサンノゼで過ごしましたが、その時の自宅の水道水は同じ名前のシェラ・ネバダ山脈から引いた硬水でした。
オリーブ畑越しに眺めるシェラ・ネバダ山脈です。
参考 Narciso Yepes アランフェス協奏曲 Adagio
参考 グーグルアース(予めインストール必要)夏の離宮
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