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スペイン・ポルトガル3200㌔の旅(5) グエル公園(Parc Guell)

 承前 スペイン・ポルトガル3200㌔の旅(4) バルセロナ市内のガウディ

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 グエル伯爵の依頼で山手の土地に60戸の分譲住宅地域を開拓しようと計画が進んだ。ガウディはパートナーとして自然と人間が共存する理想の世界を作ろうとした。ガウディはアーバンデザイン、道路整備、正門から中央広場にかけての公共スペースのデザインや建設を担当した。

 二人はギリシャ文化文明に傾倒し、美しい地中海世界での人間と自然の共存の世界を建設する理想に燃えた。しかし、買い手はゼロ、グエル伯爵とガウディの二人だけが建物を建て入居したという。その後、伯爵が死亡しバルセロナ市に寄贈され、現在は公園として、伯爵の家は小学校として利用、ガウディの家は博物館となった。

 本当に面白いエピソードではないでしょうか。芸術とは時代を飛び越した世界なのかもしれない、今ならデズニーランドに住む感覚で多くの人が住みたいと思うでしょうね。

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 門番の家だそうです、グリム童話にでてくる世界のようです。

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 管理棟だそうです。両方ともに分譲住宅地の入口に建設されました。

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 こいつが正面階段の真中にでんと構えています。ガイドブックにはトカゲと説明されているが、現地でのガイドさんの話ではオオサンショウウオだと説明を受けました。私はイグアナではないかと思いますがね。破砕タイルを使用したオブジェです。

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 ドーリス式列柱廊ですが、ギリシャ神殿を意識しています。このスペースは分譲住宅の人々の為の市場を想定して建設された。

天井には地中海の海の幸が破砕タイルで描かれています。蛸なども見つけました。二人はギリシャ文明に憧れていたのですね。

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 中央広場のテラスです、ギリシャ劇場とも呼ばれています。住民が集い語り時に演劇も開催される事を想定していたと思います。

 詳しい内容は写真集に収録しましたので、そちらを参照下さい。

 参考 マイフォト グエル公園(Parc Guell)写真集

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 グエル公園、中央広場から地中海に昇る朝日を眺める。

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