スペイン・ポルトガル3200㌔の旅(17) アルハンブラ宮殿 夏の離宮への道
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貴婦人の塔を眼下に階段状の地形を生かしたシンメトリカルな水の庭園です。
紀元前600年頃にバビロニアに存在したという『空中庭園』というのも、このように階段状の地形にプールを作り、段々に水を下層に導水する庭園だったのではないでしょうか。そんな事を考えながら庭園を眺めていました。
谷を挟んで向こうには夏の離宮『ヘネラリーヘ』が見えます。手前には柿の木が植えてあります、確かスペインでも『カキ』と呼ぶそうですが、信長の時代に宣教師が持ちかえったものと聞いています。従い、イスラムからキリスト教徒が奪還したレコンキスタのあとに、植えられたものでしょうね。 注:レコンキスタとはイベリア半島に於いて8世紀から15世紀にかけてキリスト教国がイスラムから国土を奪還する運動の事を指します。
アルハンブラ宮殿から谷を挟んで見上げる夏の離宮の風景です。
城壁ですが、王様やハーレムの女性の目に入らないように兵士や庶民はこのような塹壕のような深い溝の道を行き来したそうです。多分、防御上の理由が大きいと私は思います。
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