スペイン・ポルトガル3200㌔の旅(13) アルハンブラ宮殿 二姉妹の間
承前 スペイン・ポルトガル3200㌔の旅(12) アルハンブラ宮殿 ライオンのパティオ
ハーレムには王様が愛した二姉妹の妃がおられたそうです。二姉妹の間というのが見事な鍾乳石飾りで出来た蜂の巣のような天井を持つ宝石のような部屋に驚きます。
八角形の天井でイスラムの建築様式であるムカルナス(Muqarnas)様式という持ち送り構造の装飾で飾られています。部品が5000個以上組み合わされて出来ているそうです。蜂の巣のような尖った窪みが無数に存在し、光を反射し宝石の輝きを放っています。
この姉妹は囚われの身の女性だったようです。さて、何処の戦争で獲得した女性だったのでしょうか。謎が深まりますね、そして王様は本当に愛したようです。
2姉妹の住まいは2階にあり、その一人、リンダハラが部屋の窓から覗いていた中庭が眼下にあります。リンダハラの中庭と呼ばれているようです。此処は植物が多く植えてあり、彼女達が緑が多い世界に住んでいた事を想像させます。
美しいグラナダの旧市街地区であるアルバイシンが眼下に広がって美しい眺めを観る事が出来ます。
話は脱線しますが、美女の2姉妹、囚われの身という話を聴くと、やはり日本にも古代に良く似た話がありました。時は欽明天皇の時代ですが、百済から応援の依頼を受け朝鮮半島に出撃した大伴連狭手彦(おおとものむらじ さでひこ)が高句麗城を攻撃した時に捕虜とした二人の美人女性を明日香まで連れて来たそうです。彼は、蘇我稲目に献上したそうですが、美女の媛、吾田子という二人姉妹だったそうです。
参考 蘇我稲目と渡来美女
此れは、王様の風呂の屋根だそうです。
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