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スペイン・ポルトガル3200㌔の旅(12) アルハンブラ宮殿 ライオンのパティオ

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 さて、王宮での最大の見どころ、ライオンのパティオの見学です。日本流に言うと大内裏、江戸時代表現では大奥です。ハレムの中庭と呼ばれ、沢山の女性が庭を囲む二階の部屋で住んでおられたそうです。この領域は王しか男では入れない禁裏であります。

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 12頭のライオンが噴水の水盤を持ちあげています。現在修復中であり、噴水を眺める事が出来ません。

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2012spain1_681  ライオンの噴水の説明板がありましたので、御参考までにご紹介します。

この噴水は時を告げる噴水だったのですね、12時には全てのライオンの口から噴水がでる、3時なら3頭のライオンの口から水が出る、1階の横から眺めると判らないけど、二階の妃の立場にわが身を置けばライオンが全て良く見える筈ですね。

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 中庭は124本の大理石の柱で囲まれております。列柱の真中に泉が湧きだす噴水施設がありますね。そして、導水の溝が中央のライオンに向かっています、これは四方にあるかも知れないです。明日香の酒船石遺跡や明日香の苑池を想起させる施設です。

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 ライオンを修復中のようです。

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 水の祭祀と水を制御出来るのは王のみであり、時刻の管理も王のみが出来る特権だったと思います、その具現化ではないでしょうか。

 参考 飛鳥資料館(須弥山石・酒船石 等々)

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