第13回『G4の会』 鎌倉古刹と天園コース散策(2) 浄智寺篇
承前 第13回『G4の会』 鎌倉古刹と天園コース散策(1) 円覚寺篇
浄智寺の布袋さんと記念撮影するメンバー一行です。僕の体型に似てると言われました。さて・・・・
円覚寺を後にして次は浄智寺を参拝する事になりました。足利氏が定めた臨済宗のお寺では鎌倉五山、京都五山と呼ばれる政治に絡んだ臨済宗のお寺の格があります。鎌倉五山とは第一格・建長寺、第二・円覚寺、第三・寿福寺、第四・浄智寺、第五・浄妙寺だそうです。お寺に格をつけるなんて、政治の匂いがプンプンですね。
昔は円覚寺と同じ程度の伽藍を誇った由緒あるお寺だったようです。
境内入口にある湧水は鎌倉十井の一つである「甘露の井」と呼ばれるそうです。
二層の三門ですが、二階は鐘楼だそうです。二階の窓は前回ご紹介した慈照寺(銀閣)の二階の窓と同じ様式ですね、花頭窓と呼ばれる中国様式です。
本尊の三世仏を安置する仏殿『曇華殿』です。三世仏とは過去:阿弥陀如来、現在:釈迦如来、未来:弥勒如来の事だそうです。
聖観世音菩薩さんです。観世音と言えばアンコールトムを思い出されます。インドからスリランカ、そしてタイやカンボジア方面に海のシルクロード経由で伝播した小乗仏教では観音様が大事にされているように思います。東南アジアからスリランカまで仏教遺跡を歩いた感想です。
市指定の天然記念物の高野槇の巨木です。高野槇は御存知、棺桶には最高の木材として古代から利用されているもので、日本固有種だと思います。百済の武寧王の陵墓が発掘された時に、王の棺桶が日本の高野槇で作られたものだと発見され、話題になりました。モガリの期間中に動物や虫を近寄らせない科学的な効能があるからだと聞いています。
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