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継体天皇(ヲホド王)の縁の地を訪ねる(3) 飯岡古墳群

承前 継体天皇(ヲホド王)の縁の地を訪ねる(2) 佐牙神社・寿宝寺・山本駅跡

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 飯岡古墳群の中の『ゴロゴロ山古墳(茶臼山・釈迦山)』と呼ばれる古墳です。古墳時代中期の古墳だそうで、直径60㍍の円墳だそうですが、前方後円墳の可能性もあるという。

伝承では、継体天皇の椀子(まりこ)王の墓だという伝承があるそうです。本紀行の第二回でご紹介した山崎神社の山崎2号古墳は継体天皇第八皇子の兎皇子でしたね。

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 椀子王とはお母さんが倭媛と呼ばれ、琵琶湖西岸の継体天皇の父の故郷である土地の豪族である三尾君堅楲(みおのきみ かたひ)の娘でした。安曇川河口右岸を拠点とする豪族です。琵琶湖の水運と高島の製鉄に関係した豪族であると考えられます。

 椀子王は三国公・三国眞人の祖と呼ばれているそうで、確かに存在した人物である可能性が高いと思います。

しかし、継体天皇も沢山の皇子が存在したのですね。

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201112kyoto_083_2  飯岡車塚古墳です。飯岡古墳群では古い古墳で4世紀後半古墳前期の築造の前方後円墳だという。

全長90㍍あり後円部直径60㍍、竪穴式石室だそうです。木津川流域を拠点とする海運関連豪族の親玉の墓ではないでしょうか。

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 飯岡古墳群が存在する丘は見晴らしが良く、木津川の流域が一望できる好位置であります。同時に砦(山城)としても好位置ではないかと思いました。

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 『ゴロゴロ山古墳(椀子王墓)』の近くには『薬師山古墳』と呼ばれる、椀子王の皇子である桜井王の墓だという伝承があります。

流石に継体天皇が宮を置いた筒城宮周辺には継体天皇の皇子に関する伝承も多い事に納得です。

それでは、次に同志社大学構内にある筒城宮跡伝承地を訪問しましょう。

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