ベトナム縦断1800キロの旅(18) 中部編 ホイアン ミーソン遺跡(1)
承前 ベトナム縦断1800キロの旅(17) 中部編 フエ、ティエンムー寺・カイデイン帝廟
ベトナム中部のグエン王朝が栄えたフエを後にして南下し、紀元前から海洋国家として栄えたマレー系の古チャム族が栄えたホイアンを訪問しましょう。紀元前から考古学の世界ではサーフィン文化と呼ばれ甕棺墓を使用するルソン島や中国東シナ海沿岸、南朝鮮・九州の古代の人々と類似する海人の世界です。
今回は4世紀から13世紀まで栄えたチャンパ王国の聖地であるミーソン遺跡を訪問します。ホイアンに注ぐ大河トゥーボン河を遡上した川に囲まれた渓谷のような場所にあります。
チャンパ王国と日本との関係については過去に何回も記事を書きました、遣唐使である平群広成の帰路の漂流によるチャンパ到着と殺害されそうな彼を救援した、阿倍仲麻呂のドラマチックな話です。
そしてチャンパは幾度となくアンコール王朝と戦争を繰り返しました。ともにインド文化・文明を強く影響を受けた王国でした。チャンパはヒンドゥー教の国です、その聖地がミーソン(美しい山)なのです。
参考 チャンパとアンコール王朝との戦争 アンコール遺跡の旅(その3)
2005年に日本の協力により遺跡展示館が完成し、遺跡を訪問する前に予め基礎的なミーソン遺跡の知識を得る事が出来ます。
参考 甕棺墓の仲間達
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