お伊勢さん参拝記(6) 猿田彦神社と佐瑠女(さるめ)神社
猿田彦神社です、『古事記』では猿田毘古神と呼ばれ、邇邇芸尊(ニニギノミコト)が天孫降臨する時に蘆原中国からやって来て、天の八衢(やちまた)に立ち待ち受け、道案内をしたと言う。その時に皇祖神であるアマテラスやタカギムスビの神の代理で彼の名前と正体を確認したのが、天の岩戸事件で裸踊りをして神々を笑わせ、アマテラスを岩戸から顔を出させ功績のあった天宇受売命=天鈿女命(あめのうずめ)でした。彼女はその後、猿田彦と結婚したと『記紀』には書かれていないが、民間ではそう信じられている。
猿田彦はニニギノミコトを蘆原中国へ道案内をしたあと、地元の伊勢の国の五十鈴川の川上に帰ったと伝えられる。顔は奇怪で鼻が七咫、背は七尺、目は八咫鏡のように輝きまるで天狗のような格好だったそうです。どうやら、伊勢の国神だったようです。
私が始めて猿田彦と出会ったのは、琵琶湖西岸の高島の地に鎮まる、白鬚神社でした。
白鬚神社の祭神は猿田彦で、白鬚とは新羅の事であると考えられます。以前の猿田彦の記事で書いたのは、奇怪な人相と体格から胡人ではないだろうか、中国から商圏を頂いた商人で楽浪郡から帯方郡で活躍していた貿易商人の可能性を考えました。
伝説では、猿田彦の子孫の太田命の時代に倭姫が天照大神の鎮座場所を探しておられた時にこの伊勢の国の五十鈴川のほとりを提供されたという話です。
猿田彦を祭る神社としては、三重県鈴鹿市にある椿大神社(つばきおおかみやしろ)があります。猿田彦の総本社だそうです。注:都波岐神社と延喜式記載の椿大神社を巡り論争中だそうです。
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