信濃大町 上原(わっぱら)遺跡 環状石籬・竪穴住居
信濃大町の『わっぱらの湯』の傍に縄文時代前期の集石・立石群(ストーンサークル)と竪穴住居跡の県史跡がありました。
縄文時代前期、5~6千年前の遺跡だそうです。1942年に地元の人が発見し1951,52年に国学院大学の大場磐雄先生が発掘されたそうです。
今は大町ダムがありますが、高瀬川と鹿島川に囲まれた中洲のような高台の位置にあります。
どうやら2基の環状石籬として復元されたのではないでしょうか。1942年に発見された時の写真があれば面白いのですが、これは大場先生が考えられた配石ではないでしょうか。
大町温泉郷の源泉の傍ですから縄文人も温泉を楽しんでいたのでしょうか。ストーンサークルとして考えればいいのだろうか。やはり、先祖のお墓なのでしょうか。太陽の祭祀だったのか、それともここから眺望できる後立山連峰の蓮華岳を遥拝する宗教的な石組だったのか、今となっては判らない。
ストーンサークルの近くに竪穴住居跡が発掘されています。明らかに集落跡があり、且つ、ストーンサークルが縄文前期にこの場所で存在したようです。
日本でのストーンサークルで有名な遺跡は大湯環状列石の遺跡ではないでしょうか。
参考 大湯環状列石遺跡
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