ストーンヘンジ 新しい仮説の登場
(グーグルアース ダーリントンウォールズ
「durrington.kmz」をダウンロード 詳細がわかりますね)
昨日NHK教育テレビにて英国の『ストーンヘンジ』に関する新しい仮説と発掘の番組を報道していた。これは、ナショナルジオグラフィックがスポンサーとなり発掘を支援しているプロジェクトである。
新説の要点を述べると、先ず『ストーンヘンジ』の北東30キロのエイボン川のほとりにダーリントンウォールズという石の代わりに木を使用したサークル遺跡が発掘された事実である。
マガカスカルの遺跡を発掘していた考古学者のパーカー・ピアソン氏の説は、このダーリントンウォールズは生きている人々の世界であり、ストーンヘンジは死者の世界であると考える。夏至や冬至の大事な時には人々はダーリントンウォールズとストーンヘンジをエイボン川を使用し行き来して祭祀を行っていたと推論する。
マダカスカルでは、木は朽ち果てるものであり、石は骨と同じく永遠に存在する死後の世界であり先祖の世界である。又、木は女であり石は男であるという。ストーンヘンジから発掘される骨は男性ばかりであり、女性の骨は未だ見つかっていない。火葬や埋葬された高貴な人はストーンヘンジに埋葬され、それ以外はエイボン川に灰が流されたという。
ストーンヘンジでは52体の火葬骨と240人分の土葬骨が今まで発掘されている。ストーンヘンジは夏至の日の出と冬至の日没を観察する祭祀装置としての機能があり、逆にダーリントンウォールズには冬至の日の出と夏至の日の入りが観測出来る祭祀装置として機能していると仮説は述べる。
参考 ナショナルジオグラフィック ダーリントンウォールズ記事
参考 米流時評
番組では巨大な5トンもあるサルセン石をどのように運搬したか、一つの仮説を実験考古学でトライをしていた。樹の幹に溝を掘り野球のボール球程度の石の球を作り、それを溝に並べてボールベアリングのような役目を負わす。巨石を載せた台を転がす実験でした。これは、遺跡の近くから発掘される石のボールの直径が殆ど同じである所から発想された仮説である。
しかし、こんな面倒な事を本当に紀元前2500頃にやったのか疑問ですね。私は世界共通の日本の継体天皇の石棺を阿蘇から船で運び、最後は陸上は修羅に載せて引いたと同じやり方ではないかと思います。
(感想)
ストーンサークルは日本にも存在します、世界の規模で究明が必要ではないでしょうか。今回はたまたま、マダカスカル風習がヒントになっていますが、日本にの巖座信仰とか巨石石棺の信仰からストーンサークルまで存在しています。世界の学者に負けないように日本の考えを発信すべきではないでしょうか。
石器時代には欧州北部はモンゴリアンが住んでいた可能性が高いと思います、ケルトの前の時代の人はもしかすると、ノルウエーやフィンランドの北極圏に住んでいたいた、あの、アルタの岩絵を残した同じ民族であった可能性もあります。
石の信仰は根が深く、西遊記の孫悟空も確か石から産まれていましたね。
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- エゾライチョウとクマゲラを見る旅 総括編(2018.07.09)
- 2018年春の渡りの飛島 総括編(2018.07.09)
- 南ゴビ砂漠探鳥紀行(2018年6月15日~20日) 総括(2018.07.06)
- 2017年 春の渡りの飛島記録(2018.05.15)
- 豪州鳥見紀行 ケアンズ・エアーズロック・シドニー チエックリスト(2018.02.21)
Comments