ベトナム縦断1800キロの旅(10) 中部編 ダナンからフエへその1
承前 ベトナム縦断1800キロの旅(9) ハノイ 一柱寺とホーチミン廟
さあ今回の旅のハイライトはベトナム中部です。先ずハノイからダナン空港に向かいます。約1時間程度のフライトです。
観光の中心はダナン北部の古都フエとダナン南部の古都ホイアンになります。フエは1802年から1945年の期間繁栄した阮朝(グエン)朝の王宮のあった場所です。ホイアンはベトナム中部の港町として古代より栄えた東アジア貿易の世界の拠点港でした。日本人町も栄え関ヶ原の頃には日本人は千人も暮らしていたそうです。
さて、ベトナム中部はハノイを中心とする越人とは異なりマレー系の海洋民族であるチャム人が住みついていた。紀元前の頃、ハノイでは越人が青銅器のドンソン文化の華を開かせ、中部ではチャム人がサーフィン文化の華を開かせていた。この文化は実は甕棺による葬送を行いフィリピンや黒潮の北である九州や南朝鮮の弥生時代の甕棺に通じる興味ある文化圏を構成していた。
そして、チャンパ王国を建設しインドはたまた、欧州と中国を海でつなぐ海のシルクロードの担い手としての海洋民族として活躍したのです。唐王朝の頃までは林邑と呼ばれた国です、日本の遣唐使の平群広成が帰路難破して記録された崑崙国とは林邑=チャンパ王国の事でした。
前置きはそれぐらいで、ダナン空港から一路北のフエに向かいましょう。
実に美しい海岸線です。
車もオートバイも少なく本当にリゾート地という感じですね。しかし、最近は日本企業もどんどん進出して工場を建設しています。高級リゾートホテルもカジノも建設され昔とはみちがえるようです。
あれ、タライ船だ!佐渡のタライ船とそっくりではないですか。
竹で編まれているようです、黒いのはアスファルトではないだろうか。日本の越国の文化と本場越国の文化が繋がりましたね。
ダナンの空港です、海岸線に沿い北上しフエに向かいます。バスで2時間程度でしょうか。
参考 グーグルアース ベトナム中部の町 ダナン(Da Nang)
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