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2011年度 赤とんぼ夏合宿報告(1) 観音原百体観音像

 承前 2011年度 赤とんぼ夏合宿無事終了

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 33年も前から岩岳の『ちんぐるま』にお世話になりながら、お向かいさんの『池田屋』さんの裏手に江戸時代から観音原と呼ばれる百体もの観音像が設置された聖地があるとは知りませんでした。森に囲まれており、地元の人以外は絶対見つける事は不可能と思われる場所に有ります。

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 どうやら、江戸時代の後半あたりに石仏は作られたようです。この頃、観音信仰が流行したようで、西国33番札所の巡礼、坂東33番札所の巡礼、秩父34番札所の合計100番札所の巡礼が人々の理想の巡礼と考えられたようです。

 そこで、誰もが巡礼に行ける訳でもありません、人々が手軽に行ける場所にまとめて100番札所を各地に作ったようです。そういえば、富士山信仰でも都内に富士見塚が沢山ありますね、同じ発想かも知れない。浦安の日本のデズニーランドも此処に行けば、アメリカのデズニーランドの雰囲気を味わう事が可能だ。これは、エンターテイメントの世界だが、信仰の世界で考えると観音原百体観音像になるのかも知れない。

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 参考 西国33カ所札所 此処の33番札所で私が訪れた場所と言えば、紀三井寺、壺坂寺、長谷寺、三室戸寺、石山寺、三井寺、清水寺、叔母さんの墓がある中山寺、等々で意外と今迄参拝した寺があります。

 参考 坂東33カ所札所 此処では、鎌倉の杉本寺と東京の浅草寺くらいしか参拝した経験が有りません。

 参考 秩父34カ所札所 秩父となると殆ど訪れた経験が有りません。会社の先輩で秩父出身の大島先輩の御親族の葬儀で出かけた程度です。

 所で観音信仰と言えば、アンコールトム バイヨン寺院を思い出します。

 参考 アンコール遺跡の旅(4) バイヨン寺院(クメールの微笑み)

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 テニスコート二面分くらいの大きさの四角い空間は100体の観音像で囲まれている。正面に弘法大師さんの像がある。石で囲まれた空間と言えば、ストーンサークルを思い出すがそんな古代の記憶も反映してるのかも知れない。

 これらの石仏は高遠の石工により江戸時代後期に作られたと考えられているそうです。解説では187体の石仏が現存しているようです。

 秋合宿では再度訪問し、池田屋の親爺さんにこの場所で江戸時代から何が行われていたか訊いてみようと思います。

 

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