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小笠原と平泉 世界遺産登録か

 承前 世界遺産について(2009年5月記事)

 日本は最近、世界遺産に登録されるものが少ない。観光立国を考えるならこの10年程度の世界遺産登録へに日本の取り組み方を総括すべきではないだろうか。今まで暫定リストに登録をしているものは悉く失敗してる。文化庁などがやってるから観光立国や国益を考えた中国の世界遺産戦略に全く敗北していると私は思います。

 世界遺産リスト(アジア)

 中国は38個も登録されている。インドは27、2週間後に訪問予定のスリランカはあんな島で7個も登録されている。世界遺産そのものが欧州中心主義であり、文化遺産の半分以上は欧州ではないでしょうか。

 世界遺産(欧州)

 フランス31個、スペイン40個、ドイツ31個、イタリア42個、英国27個、等々と欧州諸国の世界遺産は群を抜いている。何処か変だと思いませんか。欧州の文化が世界の文化の中心でもないし、世界中の文化を認め大事に守ろうとするのが世界遺産ではないのか。

 それにしても、日本の暫定リストを観ると、これも何処かおかしいと思いませんか。当たり前の日本が誇る、世界の人々に来てほしい文化遺産や自然遺産とは程遠いような、地方自治体のおらが村に世界遺産をというような運動に任せているだけと違いますか。

 世界遺産を獲得するのは国益であり観光立国の基本戦略である。文化庁や学者や地方自治体に任せっきりと違うか。ちゃんと、観光立国として戦略をたてて、短期的には何処を狙い長期的には何処を狙うか考え、世界遺産登録のシナリオを国益を産む道具として考えるべきである。

 私は、経済産業省が指揮をとるのがベストであると思います。

 極端な意見を述べましたが、文化遺産・自然遺産に対する心構えは私は勉強もしたし、普通の人と同じレベルだと思います。しかし、日本への観光客は激減し、こんな素晴らしい美しい自然と優しい人々が住む国に世界中から来て欲しいと思うからです。

 私は世界中をウロウロしていますが、日本という国が世界で一番だと今でもそう信じています。清潔だし、自然は素晴らしいし、人々は優しい。だから、世界遺産の数は世界一でなければならないと思うのですね。世界遺産は所詮は欧州人が決めた遺産であり、我々は関係なく日本のスタンダードで臨めばいいだけではないかと言う人がいるかもしれない。

 しかし、それでは世界中の人を日本には呼べないと思います。

 先ず、是非、世界遺産にかんしては宮内庁と先ずは話を行い、天皇家の協力が必須であると思います。巨大な古墳群は世界の人を驚かせます、具体的に見えるものでなければ、外人は判らない。関西の経済の復興にはオオヤマト古墳群や古市。百舌鳥古墳群、明石の五色塚古墳、関東にも九州にも、巨大な前方後円墳が存在します。

 出雲大社も32丈か16丈の高層の世界の人が驚く古代の出雲大社を復元すれば、世界中の人を出雲に呼べるのではないだろうか。

 

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