スリランカ紀行(6) マハービハーラ寺院のルワンウェリセーヤ仏塔
承前 スリランカ紀行(5) ロハパサダ(Loha Pasada) 真鍮精舎(Brazen Palace)
世界遺産アヌラダプーラの仏教遺跡を歩いています。この地区を歩いていてランドマークタワーのように何処からでも見える白亜の大仏塔があります。マハービハーラ寺院のルワンウェリセーヤ仏塔(ルワンワリサーヤ仏塔)と呼ばれる紀元前2世紀に建立された仏塔です。
お釈迦さんが悟りを開いて2600年、仏旗がはためく聖地です。
スリランカ最初に建立された仏塔だそうで、ドゥッダガーマニー王の時に建設が始まりサッダーティッサ王の時に完成したそうです。
この白亜のストゥーパ(Stupa)時にパゴダ(Pagoda)とも呼ぶようですが、中国経由で日本に入ると五重塔になりました。卒塔婆とはサンスクリットのstupaの音訳ですね、日本ではお墓に建てる供養の凡字を細長い板に描いたものを指しています。昨年訪ねた、チベット族でもこのイスラムの寺院の丸天井のような形でした。
実に美しい仏塔です。
ガイドさんの話では、仏塔の中は土だそうです、だから土饅頭なんですね。中心の底には左の写真のような穴が9個開いた石が置かれ、仏舎利が格納されたり、宝石貴金属が格納されたそうです。日本でも塔の心礎には仏舎利を埋める風習があります。
飛鳥寺の心礎には舎利のほかに金銀や古墳に埋納していたような物が出土し、仏教への移行が仏教伝播以前の風習も継続して引き継いでいる事が判ったという面白い話を坪井先生だった記憶するが読んだことがあります。参考 飛鳥資料館
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