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マチュピチュ・ナスカ紀行(22) マチュピチュ遺跡編その1

 承前 マチュピチュ・ナスカ紀行(21) マチュピチュへの道 アグアスカリエンテス

 アグアスカリエンテスの駅からベンツのバスに乗り暫くウルバンバ川沿いに下り、川を渡り一気にいろは坂のような急斜面をジグザグに登り始めます。少し踏み外せば一巻の終わりの谷底を眺め、バスは登ります。実にスリル満点のバスでの登りです。インカ時代はインカ道が存在したのでしょうが、有る日突然にマチュピチュへの道がインカの人により消されてしまいました。

 今から約100年前の1911年に米国のエール大学(Yale Univ.)の歴史家ハイラム・ビンガムにより発見された。16世紀にスペインにより滅ぼされたインカの遺跡であるマチュピチュは20世紀まで眠りについていたのです。

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 眼下にはウルバンバ川が流れています、千尋の谷とはこの風景の形容にピッタリです。

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 出現しました、マチュピチュ遺跡の一部です。しかし、何でこんな急峻な尾根に街を建設したんだろうか。これが、今でも謎とされています。

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 インカ人は天空・地上・地下と世界が三つで構成されていると信じ、天空の世界はコンドルが神として支配していると考えた。この遺跡は上空からみるとコンドルの姿をしているそうです。ひょっとすると、天空の神の世界を作ったのかも知れない。

参考 グーグルアース Machu Picchu

「machu_picchu.kmz」をダウンロード

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 ガイドのAlexさんの話では、インカがスペインと戦争をしてる頃にマチュピチュの男達は戦争に参加する為に婦女子と子供達をマチュピチュに残し、戦争に出かけたという。そして、戦争に負け、マチュピチュの在りかを消す為にインカ道を破壊し幻の街にしたという。

 その理由は、遺跡から発掘される人骨が女性と子供ばかりだそうです。殆ど成人男性の骨が発掘されないそうだ。だから、男性達が去った後も女性達だけでこのマチュピチュを守ったと考えられる。

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 この石組から倉庫だったと考えられています。

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