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原発事故の恐怖

 放射線は目に見えない、従い、透明人間の敵と戦う恐怖がある。今、関東から東北エリアでは福島原発の事故の恐怖と戦っている。1歳未満の乳児には飲ますことが出来ない量の水道水の放射能汚染が都内で起こっているのが事実だ。世界最大のメガロポリスの乳児が放射能汚染の恐怖に怯えている。

 今日の政府の指示では30キロ圏の人々は退避する事を勧告するという。今までは20キロから30キロ圏内の人々は屋内待機でした。

 野菜類や牛乳についても産地の出荷制限や放射能汚染で混乱している。まさに、核戦争や核テロが起きた訳ではないが地震・津波の災害により起きた二次災害と言えるののではないでしょうか。都内の人々の電力も東北の福島の原発に頼っており、都内に原発がある訳ではない。都市は食料もエネルギーも自分で賄う構造では無い事が判ります。

 今回の地震津波は千年に一度という災害だそうですが、これが、東京湾で起こればどうなるか、恐怖が走ります。多くの埋め立て地や扇状地、そして多くの川を津波が遡上する、私が住む新横浜も鶴見川河口から津波が遡上し大きな被害を受ける可能性もある。

 安全な場所は判らない、考えられるのは縄文海進時代の貝塚の位置が思い浮かぶ。考古学を学び学んだ事は縄文海進時代の海岸線だ。これも、一つの目安となるかもしれない。先日、荏原古墳群(田園調布古墳群)を歩いたが、多摩川を見下ろす台地の上に古墳群が建造されていた。4世紀から5世紀の頃に既に多摩川の氾濫や河口からの津波に対して安全な場所だったのではないだろうか。

 

 3.11悲劇の日を基点に日本が今後どう立ち直るか、重要だと思います。福島原発周囲30キロから汚染地域は30キロ圏外にもある、この土地は国家が責任を持ち再生する方策を考えるべきである。土壌汚染についても、今後は調査を行い、国家が責任を持ち再生に向けた計画を打ち出すべきである。

 今は風評被害で福島や栃木や群馬や茨城の農家が打撃を受けている、政府はなるだけ早く、国民に放射能被害を与えない再生の筋道の大枠を発表すべきである。ともかく、早くに30キロ圏内の土地の売買を禁止し政府が買い上げる事をしないと、悪徳不動産屋が買占め暗躍する可能性が高い。外国勢力やテロ集団が買い占めると国家の危機になる。

 毎日、毎日が今や危険領域との綱渡りですね。

 

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