東博特別展 仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護
文化財保護法制定60周年記念のイベントとして東博(東京国立博物館)では3月6日まで特別展を開催している。平山郁夫さんが薬師寺に納められた門外不出の『大唐西域壁画』を拝ませて頂く為に今日、上野の東博に出向いた。
第一部 文化財の保護と継承ー仏教伝来の道 第二部 大唐西域壁画
平山郁夫さんは何度もシルクロードの地を訪問され、スケッチをされ、現地の文化財保護の為に身を粉にされて努力された。スケッチブックに描かれた絵は精密でおおよそ、大きなキャンバスに描かれた絵とは異なるものでした。大唐西域壁画は7個の壁画より成立している。
①明けゆく長安大雁塔・・・・・昨年私も再訪しました
②嘉峪関を行く
③高昌故城
④西方浄土 須弥山・・・・標高4千のヒマラヤをスケッチ
⑤バーミアン石窟(アフガニスタン)
⑥デカン高原の夕べ(インド)
⑦ナーランダの月(インド)
平山さんの絵は、昔、水戸の美術館で拝見させて貰った事がありました。沙漠を行く駱駝の隊商の絵が印象深かったです。彼の描く茶色の沙漠の風景は、普通の画家は描きたくないのではないだろうか。平山さんの絵を観ていると、独特のぼやけで、唐の時代の風景が見えないのに見えてくるような錯覚に襲われます。
観る人毎に異なる絵が観えているのではないだろうか。これが、平山さんが到達した絵の世界ではないだろうか。そんな事を考えながら絵を眺めていました。
薬師寺の壁画以外の絵は、殆どが山梨の平山郁夫シルクロード美術館で収蔵されている美術品であると思います。
平成館では考古学に興味ある人間なら是非、観ておく価値がある展示企画がありました。東博の平成館の日本の考古遺物を検索して下さい。
面白いので、更に次回に繋げます
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