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新横浜宴会

20111tanra_557

 アメリカ駐在経験者の新年会が昨夜ありました。二人は未だ若い現役の人材です、現役から刺激のある現場の話を久しぶりに聴けました。

 お店は、三崎三浦港という、まぐろの専門の居酒屋さんです。美味しくて、安いのが評判です。

 『最近の海外ツアーはキャンセルが多い』

 最近、JTBさんも、阪急さんも申し込んだツアーが中止になるケースが増えている。今年になり私は三回経験する事になった。申し込んだツアーが中止になったのだ。昨年のように、ジャワの火山噴火とかマチュピチュの土砂崩れなら仕方ないと思うが、単に人が集まらず開催中止である。

 しかも不自然な中止が気になっている。穿った見方をすれば、安い値段のコースと開催日を予告し、実際にはその安いコースは開催せずに高い値段の開催日に誘導する作戦である。予約金もしくは全額を支払った後に自宅に電話がかかり、中止だと言ってくる。

 こんな話は、昔は存在しなかった。最近は客も減り、競争は激化し、安いツアーを発表しないと競争に残れない、しかし、赤字ではどうしょうもない。激安ツアーは発表した中で1個くらいは開催するが、それ以外は元来開催する気なんぞ毛頭無いのと違うか?と、疑ってしまう。どうせ暇な爺さん婆さん相手だから、出発日の変更や多少の料金が上がる程度ならこの作戦が成功する確率が高いというビジネスモデルではないだろうか。

 『信頼関係の崩壊社会』

 最近の就活の現状をテレビや新聞経由で眺めていると、何処か世の中異常じゃなかろうかと思う。信頼関係の崩壊が世の中の今迄の常識を通用させないという現象だ。

大学2年生の頃から就職活動を始め何十もの会社の内定を貰い、行かない人もあれば、100社も受けて内定を1社も貰えない人もいる。私の経験で言えば、不特定多数の人材を100人程度採用するとなると、広告から試験のやりとり、面接、色々考えると数百万円は経費がかかる。事務量は増えるし、金はかかるし、内定を出しても来ない連中がいるから余裕を見て内定をださないといけない。

 昔は、学校の先生と毎年数名の人材の確保の願いと、新入社員に出身校に行かせ、後輩を確保させる。全て、信頼関係の上に樹立された人材の確保方法である。人材は勉強が出来る連中だけを揃えても、強い軍団にはならない。

 最近は会社の人事部が即戦力の人材を求める傾向があるという、馬鹿げた話だ。プロの会社で即戦力の人材なんて若者に求めてもあり得ない。会社が経験のない分野に進出する時であるとすれば、会社を買収した方が早い。人材は、一から育てるのが会社の風土を守る為にも大事な事だと思う。

 どうも最近は信頼関係が崩壊した事で、混迷や無駄な事が多くなっているようで、うんざりしている。

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