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耽羅(済州島)紀行 その6 お化け道路と龍頭岩

 承前 耽羅(済州島)紀行 その5 赤ちゃんの揺りかご

Photo

 今回は済州島北部のお化け道路(トケビ道路)と龍頭岩の観光地のご紹介です。位置関係は衛星写真で概略理解が得られると思います。

 『お化け道路(トケビ道路)』

 結論から言うと、昔、11PMという深夜テレビ番組で大橋巨泉さんが紹介していたサンノゼ近郊のミステリースポットの済州島版と考えて下さい。

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 この道路の並木の木は全て垂直に立つのではなく、左に全て傾いて伸びています。それは、背景の雑木林の木々と比較すれば判りますね。

従い、人間は並木の木々が垂直に生えているものと勘違いして、写真の左側方向は登り勾配の道であると錯覚する。しかし、実はこの道路は左に少し下がっている。それでも、登り坂であると錯覚するので、アクセルを踏むと凄いスピードが出てしまいます。

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20111tanra_007  現地の案内の人がペットボトルを置いて、左に転がるのを実証しています。

両側の並木の木々が手前に傾いて伸びているので、こちらが標高が高く感じますが、錯覚です。木は垂直に伸びるものだという考えが間違いを起こしているのです。

 サンノゼのミステリースポットでは家そのものが傾いており、その中に入ると垂直の壁が実は傾いており、登り坂をボールが登ってゆくという錯覚が起こります。同じですね。

 済州島の場合は多分、強風の影響で並木全体が同じ方向に道路と並行して傾いて成長しているので、ミステリースポットが生まれたのでしょうね。

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20111tanra_013  お化け道路よりも、こちらの方が面白そうでしたね。鬼屋とはお化け屋敷の事のようですよ。

奇妙なトーテムは昨年の安東(アンドン)紀行でも遭遇しました。

 『龍頭岩』

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 大韓航空機に向かって龍は口を開き、火炎を発射しそうな雰囲気ですね。龍頭岩と呼ばれる溶岩が作りだした自然の景観です。ゴジラの頭みたいですよね。

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 こっち側から観ると、漢拏山(はるらさん)に向かって吠えているように観えます。この龍頭岩は二つの異なる姿を持つ不思議な龍なんです。

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