今日から忙しい
今日の朝は冷え込んだ、お陰で富士山が美しい。
今日から我が家は孫×2と娘が帰ってくるので、忙しい。普段は家内と息子の三人家族で静かなものだ。それが、三人も増えると賑やかになる。お年玉の袋を用意して名前を書き入れ、準備完了である。
子供の頃は世の中貧乏のどん底でしたから、正月のお年玉は子供にとり大事だった。幸い、私は4人兄弟の末ッ子でしたから、お姉さんからも貰えたような記憶があります。堅実なjo君は貰ったお年玉は全て郵便貯金で積み立てていた。
考えてみると、昭和20年代は物が無い時代ですし、北河内の田舎ですから、お店も無いし、買うものが見当たらなかったのかも知れない。最近は物は豊富であるし、魅惑的な物が沢山あるし高価だから、お年玉の金額も跳ね上がっている。
『福袋の謎』
正月の風物詩で未だに私が理解出来ないのが、福袋です。娘が昔から大好きで正月になるとデパートに朝早くから走ってました。中に何が入っているか判らんもんを、よう買うな~と昔から不思議です。どうやら、福袋といっても中に大根とか人参が入っているのではなく、目的とするブランド店のブランド商品が目当てであるらしい。
しかし、多分、日本以外、特に西洋諸国ではあり得ない商売ではなかろうか。中に何が入るっているか判らん物を金を出して買うとは思えない。そこで、私の推理であるが、何故、日本では福袋ビジネスが成り立つか仮説を開陳します。
理由(1): 日本人は年が代わると、初詣を行う習慣があり、年の初めにあたり神社や仏閣を巡りお祈りをする。そして、縁起物を買う習慣が古来より存在する。西洋ではあり得ない、神社や寺の梯子をして福の神の危険分散をおこなっている。ひょっとすると、この延長線上に福袋が存在しているのかも知れない。
理由(2): 日本では性善説が社会のインフラの基盤となっている。まさか、袋の中に、1万円の福袋にカエルやザリガニを入れるとは考えない。これが、カイロのバザールならば絶対に成立しない商売のやり方である。中東や中国では騙されて買う方が『馬鹿』であり、騙して売った方が素晴らしいと評価される社会である。
さてと、9時半には羽田に到着するから、そろそろ新横浜プリンスホテルに迎えに行きますかね。
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Comments
一昨日の朝日新聞の天野祐吉さんのコラムは「福袋」がテーマで、ナルホドと思いました。福袋を買う多くの人たちは、とくに欲しいモノがあるわけではなく、中身の見えない福袋を買うことで、見えないモノを買うスリルを買っているんだそうです。さらに、日本人は、とくに欲しいものがないという「満たされた社会」ではなく、欲しいものがわからなくなっている「満たされない社会」なんだとか。
ある百貨店では用意した福袋が数分で売り切れたんだそうで、これから百貨店は、『百袋店』と名前を変えたほうがいい、という天野サン流のオチがついて初笑いでした。
zap
Posted by: zap | 2011.01.08 07:13 PM
zapさん 明けましておめでとう
今年の写真展、頑張って下さい。楽しみにしています。
『福袋』、名前からして縁起物ですね。ひょっとすると歴史は古いのかも知れませんね。ただ、富くじと異なるのは、必ず買う値段よりも高価なものが、袋に入っています、皆さん100%お得な袋です、これが売りですよね。
そんなもん、普通はあり得ない、お店が損をして販売する、何故か?、正月だから皆さんへ恩返しである。ホンマか?と、思いますがね~。
Posted by: jo | 2011.01.09 05:50 AM