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新燃岳(霧島山系)噴火

 鹿児島と宮崎の県境にある霧島山系の新燃岳が噴火している。

 ニュース画像を観ると凄まじい噴煙が湧きあがり、雷が鳴り、噴石が飛び散っている。凄まじい姿である。昨日は北北西の風だったが今日は西風になり宮崎方面に降灰被害が出ている。地図を調べると霧島山系とは北から1700メータの韓国岳、そして、新燃岳、高千穂と続く山系を総称して霧島山系と呼ぶようだ。

 この韓国岳という名前ですが、この山に登れば韓国が見えるという意味ではないと思います、ある説では豊前から移住した秦氏が命名したと伝説があります。

 参考 秦氏に関するメモ 秦氏の大隅への移住

 秦氏に興味がある人は、最近の秦氏に関するメモを参考にして下さい。

 参考 秦氏に関するメモ 目次編

 この立ち上る豪快な噴煙と夜の焔を観ていると、日本神話で神が降臨する場所に相応しいような気がしてきました。高天原から降臨する場所は出雲とばかり考えていたのが、何故か南九州の高千穂の峰である。唐突な話の展開であり、古来、謎とされて来た。

 ヤマト王権に最後まで戦いを挑んだのは隼人である。ヤマト王権は豊前の国の宇佐を本拠地とし渡来系の最大の豪族である秦氏を使い隼人を制御する為に大隅に移住させた。しかし、その後も奈良時代、隼人は反乱を繰り返した。

 ヤマト王権の始祖神は高千穂に降臨しなければならない理由とは何だろうかと考える。あの凄まじい霧島山系の噴火とそれを恐れる隼人を制圧する為に高千穂に降臨させたと考えても不思議はない。天武天皇の飛鳥から平城京に移る時代が記紀が成立した時代背景である。

 参考 新燃岳二回目の噴火

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