但馬国紀行 玄武洞
承前 但馬国紀行 円山川河口・日和山海岸・余部(あまるべ)鉄橋
円山川右岸に160万年前の噴火時に噴出した溶岩が塊り、6千年前の縄文時代に海の波の浸食により露出した玄武岩の洞窟があります。国の天然記念物であり、今年の10月に認定された山陰海岸ジオパークの一部でもあります。名称は玄武洞と呼ばれ、幾つかの洞窟とミュージアムを集合して公園となっています。
六角柱が見えますが、これが柱状節理と呼ばれるもので、私は東尋坊と層雲峡で観た記憶が有ります。非常に珍しい岩石だと言われ、この洞窟の名前から玄武岩という名前が生まれたそうですね。この洞窟が神仙思想の想像上の動物である玄武(亀に蛇が巻きついている動物で北の守り神です)に似ているところから命名されたそうだ。
ノルウエー紀行をした時も何処かでこの柱状節理の岩を観た記憶がある。
学生時代に地質学を学んでいないので、専門的な事は判りませんが、6千年前の縄文時代に海の波の浸食を受けたという事は当時の海面の高さがこの高台の玄武洞まであったという事ですね。所謂、縄文海進の時代の海面の証明にもなるんですね。(三内丸山遺跡やノアの箱舟伝承の時代です)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- エゾライチョウとクマゲラを見る旅 総括編(2018.07.09)
- 2018年春の渡りの飛島 総括編(2018.07.09)
- 南ゴビ砂漠探鳥紀行(2018年6月15日~20日) 総括(2018.07.06)
- 2017年 春の渡りの飛島記録(2018.05.15)
- 豪州鳥見紀行 ケアンズ・エアーズロック・シドニー チエックリスト(2018.02.21)
Comments