チリ鉱山落盤事故 鉱夫救出される
昨夜からテレビではチリの鉱山落盤事故で、地下六百数十メータ地下坑道に閉じ込められた鉱夫の人々を救出する作戦が最終段階に入ったという事で熱い報道が続いていた。
先ほど、最初の鉱夫が救出された。全世界の人々が喜びの拍手を送ったと思います。素晴らしい、全員が救出される事を祈るばかりです。
今回の救出作戦では、先ず最初にレスキュー部隊の人が先ず救出カプセルに乗り込み地下に降下し、閉じ込められた鉱夫の人々と会い、救出の為の説明や地下の人々の状況を把握していた。そして、最初の救出する人をカプセルに乗せ、地上に送り出した。
最初に救出される鉱夫は5名だそうで、経験豊富で元気でパニックにならない、ベテランが選出されたという。私はてっきり、病弱な人とか健康を壊している人を最初に救出するのかと考えたが、そうではない。33名全員を無事に救出するには、先ず安全に救出される事を地下の人々に示さねばならない。
先発隊は重要な役目なのですね、山で遭難しそうな時に脱出ルートを偵察する部隊は精鋭でなければならないのだ。同じなんですね、そして先発の5名の鉱夫が無事脱出出来れば、次は一番衰弱している病気の人々を救出するそうだ。一人目の鉱夫が救出されると、第二のレスキュー部隊の人が救出カプセルに乗り降下して行きました。
このようにして5人程度のレスキュー部隊が地下に降下して、最後に彼らが地下から出てくるのでしょうね。地下に長く閉じ込められていた人は精神的に厳しい状況なのでしょう、レスキュー部隊が地下に降下し5名も来てくれるとどんなに心強く思うでしょうか。
この救出作戦は周到にメンタルな側面を配慮に配慮した作戦であるように思いました。狭い救出カプセルで釣り上げられる時は、極度の閉所でありパニックが起こり易いと思います。報道では、心拍数や身体の状態をモニターし地上にリアルタイムで通信しながら、引き上げている。日本のパナソニックの製品だと思います。貢献しているのですね。
引き上げるのに15分から20分程度必要ですから、全員を救出するのに二日はかかるそうだ。何とか無事に全員が救出され、レスキュー隊員も全て無事に帰還出来る事を祈るばかりです。
昨夜の報道によれば、救出はクリスマスの頃だと推測されていた。成功確率は5%というような報道もありました。三種類の立て坑掘削方法が撰ばれ、三基の櫓を建てて、おのおの異なる方法で掘削を始めたと聞いています。
今回最初に成功した立て坑を掘削したのは、通信や食糧を供給する小さな穴を大きく拡張するドリルの方法で成功したようだ。中東で活躍していた有る有名なドリルマンがチリに呼ばれ、彼が指揮をして成功したという。岩盤を針のような小さな穴をその穴に沿って掘り進むのは難しい仕事らしい。岩盤の堅さが異なるので弱い岩盤の方にドリルが進んでしまうと言う。
今、二人目の鉱夫が救出された、40歳の地下のムードメーカだった人のようだ。そして、三人目のレスキュー部隊の人が地下に向かった。感動的な場面が続いている。
地下六百数十メータの坑道では多分、湿度が100%近くあり暗い闇の世界に閉じ込められていた。私は今年の冬に、トルコ紀行でカッパドキアの地下都市を巡る経験とエジプトのクフ王のピラミッドで狭い空間の経験をした事がありますが、息が苦しくなり閉所恐怖症なのか、精神状態と身体が急におかしくなる経験をした。鉱夫の人々は69日間も彼らは閉じ込められていたのだ。驚異の精神力ではないでしょうか。
ともかく、全員が無事に救出される事を祈るばかりです。
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- エゾライチョウとクマゲラを見る旅 総括編(2018.07.09)
- 2018年春の渡りの飛島 総括編(2018.07.09)
- 南ゴビ砂漠探鳥紀行(2018年6月15日~20日) 総括(2018.07.06)
- 2017年 春の渡りの飛島記録(2018.05.15)
- 豪州鳥見紀行 ケアンズ・エアーズロック・シドニー チエックリスト(2018.02.21)
Comments