中欧4カ国紀行 その3 世界遺産 プラハ城・聖ヴィート教会
承前 中欧4カ国紀行 その2 チェスキークルムロフ訪問「2」
世界遺産のチェスキークルムロフを後にして、北に180キロバスで移動です。一度は訪れてみたかった『プラハの春』、スメタナの名曲、交響詩我が祖国『モルダウ』のプラハです。私と同じような年代の人であれば、1968年の夏に突如チェコの民主化運動を弾圧する為に侵攻したワルシャワ軍のプラハ侵攻の記憶があると思います。直後、メキシコオリンピックがあり、体操のプラハ出身のベラ・チャスラフスカ選手の記憶が残っていますよね。彼女も民主化を応援していた一人でした。
ソビエトの戦車が美しいプラハの街に侵攻する映像は今も忘れる事が出来ません。当時はチェコスロバキアという共産圏に組み入れられた所謂、東ヨーロッパに分類される国でした。私と似たような年代の人には、そもそも「中欧4カ国」なんていう言葉は馴染がないと思います、1993年にチェコとスロバキアは分離独立し民主化された以後は、中欧という言葉が生まれました。今はNATO,EU加盟国であります。
さて、今回は世界遺産に指定されたプラハ城と聖ヴィート教会のご紹介となります。プラハ城は世界で最も古くて大きな城と呼ばれていて9世紀には建造されていたそうです。ボヘミヤ国の首都として繁栄しましたが、14世紀にボヘミヤ王のカレル(カール)王が神聖ローマ帝国の皇帝になるに及び繁栄を極めました。
その戴冠式を始め神聖ローマ帝国の精神的な中心となったのが聖ヴィート大聖堂です。その後はハプスブルク家の支配する大ヨーロッパの中心として栄えました。
マイフォト 世界遺産 プラハ城・聖ヴイート教会 写真集 約百枚程度の写真を収録しましたので、御参考にして下さい。
聖ヴィート大聖堂です。14世紀にボヘミヤ王であり神聖ローマ皇帝のカレル1世が戴冠式や一族のお墓を地下に建造したという。ゴシック様式で建てられている。
教会内にはボヘミヤ王の王冠も所蔵されていおり、数年に一度は公開されるそうだが通常は何人もの重要人物が鍵を持ち寄らねば開かない部屋に保管されているようです。
見事なボヘミヤン・ステンドグラスが教会の窓を飾っています。有名なミュシャのステンドグラスも観る事が可能です。
大聖堂の中の祭壇を眺めます。
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Comments
Joさん
写真を見てると、BackPackから絵の具、パレット、キャンバスを立てを取り出し、キャンバスを前に構図を練ってるJoさんの姿が浮かんできますが・・・
Posted by: 哲 | 2010.09.24 01:11 PM
哲ちゃん 御無沙汰です~
猫のミーちゃん、御愁傷様です。長命だったのが幸いでしたね。
パリもそうだけど、欧州では街全体が厳しい統制の元に屋根の色、建物の高さ、構造が規定されるので、統一美があります。絶大な権力を政府は持っていたのでしょうね。
反対に、東南アジア、とりわけ日本、特に関西方面の街は個人の意思が強くて、街の統一美は有りませんね、又、それが素晴らしいという人も居ますが・・。
絵と言えば、先日から娘がメキシコから帰省中です、私の書斎を占拠しています。忙しい娘で家中がひっくり返ってます。(笑)
Posted by: | 2010.09.24 04:35 PM