『2010 世界大百済典』 開催されます
本年9月18日~10月17日の期間、百済の王都がありました忠清南道の扶余郡と公州市で三国時代の百済700年の歴史を再現するイベントが開催されます。
今回のイベントの中心は16年の歳月をかけて造られた「百済文化団地」です。百済の王宮や五重塔が再現され、当時の王朝の優雅な文化や独特の建築技法に目をみはることになりそうです。
期間中は123頭の馬と100人の兵士による騎馬軍団のパレードや1000人が参加した高句麗との戦闘場面が再現されるそうです。多分、数年前にモンゴルで再現された騎馬軍団の戦闘場面のようなものが、見られそうですね。楽しみです。
又、百済滅亡の場面で百済官女が追い詰められ華が散るように落下した『落下岩』でも俳優さんの水上公演があるそうです。その他、色んな催しが企画されているようです。
という訳で、9月末から百済に行くことにしました。飛鳥時代に蘇我氏や東漢氏は百済と深い関係を結んでいました。飛鳥寺建設の時には扶余でお寺の建設に携わった匠達が大挙して飛鳥に来られ、日本に本格的な寺院建築を伝えたのです。露盤博士、瓦博士、仏師、等々が飛鳥の地に扶余から海外出張で来てくれたのです。
飛鳥寺の仏像を眺めていると往時の国際都市、飛鳥の雰囲気を感じるものです。
当時の飛鳥には百済だけでなく、高句麗、新羅からの高僧やインテリ、技術者、政治家、スパイ、色んな人々が集まっていたのです。
皆さんも、是非、扶余で開催される大百済典に参加されては如何でしょうか。
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