はやぶさの帰還とお通夜の夜
昨夜は同期入社の町支俊貴さんのお通夜が田園都市線、江田駅近くの葬祭場で行われた。彼の訃報は、てっちゃんや、赤とんぼの山小屋管理人、先輩の福永さんからメールで届いていた。夕方、家族の夕食の準備をして、重い足取りで新横浜から地下鉄で出かけた。
彼はコンピュータの言語の専門家でした、40年前はCOBOLの開発をしていたと思います。最後は静岡の子会社の社長をしていた。彼との最後の出会いは昨年の恩師、吉原さんの絵画展での再会が最後となりました。
職場が一緒だった事は今迄に無く、深い同僚としての付き合いは無かった。彼との思い出は1982年の春頃、私がアメリカのシリコンバレーに駐在して間もないころ彼が出張でアメリカに来て、私の家に宿泊し、一緒に過ごした思い出です。その頃、私の家族は未だ日本におり単身赴任しており、大きな家がガラガラ状態で淋しいので、日本からの出張者は私の家に逗留してもらっていた。
彼から頼まれた書類を段ボールに詰め、サンノゼから川崎工場だったか沼津工場か忘れたが送った記憶が残ります。日本からの出張者には泊めてあげる代わりに、裏庭・前庭の芝生を刈る仕事をして貰った。
昨夜は時を同じくして、小惑星『イトカワ』から7年ぶりに往復帰還する調査衛星『ハヤブサ』がオーストラリアの砂漠に落下する日でもありました。先日からテレビでは毎日のように『はやぶさ』帰還の話は報道されていた。無人で月より離れた小惑星に到着し再度、帰還してきたのだ。多分NECの技術屋が頑張ったのではないかと想像しています。
今日の朝のNHKの報道でオーストラリアの空で燃え尽きてゆく『はやぶさ』本体の姿とその傍で命を託したカプセルが一筋の光を放っている姿は感動的だった。町支さんも、会社生活で希望にあふれ世界一のコンピュータを作ろうと燃えた一生とだぶって涙がでました。
合掌 おつかれさまでした
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