バンコク紀行から帰国しました
バンコク紀行から無事に戻りました。滞在中はバンコク市内でのタクシン派のデモが大きく報道され、且つ、日本人報道関係者が死亡するという事件もあり御心配をおかけしました。
初めて訪れる微笑みの国、タイ王国で何が起こっているんでしょうか。近世に於いて東南アジアでは珍しく西洋の植民地化から逃れた国、微笑み続ける国であって欲しいと願います。写真は世界遺産に登録されてる、アユタヤの遺跡です。1351年から1767年までの417年間シャム王国の都であった場所です。
関が原の戦いで日本は安定した統一国家が築かれる頃に、駿府で駕籠かきをしていた山田長政がシャムで武人として最高の官位を獲得し活躍した都で、日本人には馴染の場所です。1630年に毒殺されたが、大いに海洋民族としての倭人の誇りでありました。
三島由紀夫の長編小説、『豊饒の海』の第三部、『暁の寺』で有名な場所です。偶然に同行されていた,某出版社のMKさんから小説の概要を教えて頂きました。そういえば、MuBlogの浅茅原さんのライフワークの研究対象の小説であった事を思い出しました。
文学とは疎遠の私ですが、何故かアンコール・トムを訪問した時に『ライ王のテラス』でも三島さんの戯曲『ライ王のテラス』とも遭遇しその後、戯曲を読みました。何故、三島由紀夫がクメールとシャムで大きな感動を受けたのかその謎を探るのも楽しみでした。
傾斜角45度はあるでしょう、須弥山の階段を登り眼下の川と対岸のバンコク王朝の寺と王宮の景色を眺めていました。中国から海のシルクロードを経由して運ばれた貴重な陶磁器を使用して建造された『暁の寺』で悠久の歴史に思いを馳せていました。
今回訪問したお寺の数は数え切れない程です。タイの国の人々の仏教に対する信仰心の篤さには感動しました。私の宗教心が薄いのが気が引けるところですが、豊かな信仰心は何処か懐かしい気持ちにさせてくれました。
いずれ、アユタヤ王朝、トンブリ王国、バンコク王朝、について紀行文と豊富な写真をシリーズとして掲載する予定ですので、楽しみにして下さい。
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