エジプト紀行その2 サッカーラの『階段ピラミッド』最古のピラミッド
承前 エジプト紀行その1 序章
最古のピラミッドがサッカーラにある『階段ピラミッド』です。写真は南東の方角から撮影しています、手前の建物はセド祭用の神殿です。このピラミッド及び複合施設の建設はエジプト第3王朝のネチェリケト(一般的にはジェセルの名前で知られている)王が建設した。(BC2686年頃)
この『階段ピラミッド』が誕生するまでの墳墓の形態は日干しレンガを使用し、直方体の建造物を構築し内部に玄室を設ける『マスタバ墓』という形態でした。それが、この『階段ピラミッド』から初めて石材(切石)を使用したピラミッドの形態が誕生したのです。その謎は意外なものでした、詳細は Indie History ピラミッド誕生秘話 を参照して下さい。
『階段ピラミッド』だけが単独で存在するのではなく、ピラミッド北側に葬祭殿、南側に近接してセド祭用神殿、王宮、南側に墳墓群、柱廊、等々の施設を含む複合施設として築かれた。これをピラミッド・コンプレックスの始まりでした。これ等の施設の周囲には周壁が張り廻らせられていました。南北545メータ、東西277メータの大周壁であります。写真はその一部であり施設に入る門が開いています。
写真は周壁を入ると、天井のある柱廊を進んで行きます。巨大な石の柱が立ち並び狭い通路であり上部の狭い隙間から太陽の光が差し込みます。敬虔な気持ちにさせる効果があるようです。
参考 Indie History 『階段ピラミッド』 大列柱廊
列柱廊の様子です。
参考 Indie History 南には屈折ピラミッドが見える
是非、詳細を知りたい人はマイフォトを参照して下さい。
写真はダハシュールの『赤ピラミッド』、『屈折ピラミッド』が遠望できますね。
参考 グーグルアース サッカーラ『階段ピラミッド』位置
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- エゾライチョウとクマゲラを見る旅 総括編(2018.07.09)
- 2018年春の渡りの飛島 総括編(2018.07.09)
- 南ゴビ砂漠探鳥紀行(2018年6月15日~20日) 総括(2018.07.06)
- 2017年 春の渡りの飛島記録(2018.05.15)
- 豪州鳥見紀行 ケアンズ・エアーズロック・シドニー チエックリスト(2018.02.21)
Comments