中国雲南紀行その11 沙林
雲南省昆明には石林という奇岩峰の名所と砂で出来た沙林という名所が存在します。珍しい色の砂が混じり砂の尖塔のような奇景で有名です。中国では三国志を始め西遊記や歴史物の映画やテレビ番組はこの場所で撮影されたそうです。格好のロケ地なんです。
従い、人工的にかなり自然は手を加えられた形跡があります。西南夷の地と呼ばれ、蛮族と中華では呼ばれていた雲南省の地域は紀元前4世紀頃から既に滇王国という国が成立していました。中国とインドを繋ぐ交易路でしたから、古代から栄えたのです。
この絵は滇王国の祭りを描いていると思います。真中にある大きな物は銅鼓と呼ばれる楽器です。ベトナム北部のハノイ(紅河流域)でも紀元前4世紀から、銅鼓を中心とするドンソン文化という類似の文化圏が存在しました。画面の上にあるのは編鐘と呼ばれる楽器です。これは、中華の伝統的な楽器です。
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