大和(おおやまと)古墳群を歩く その2(大和神社)
JR桜井線の長柄駅から歩いて5分程度で到着します。年末でお正月の準備で氏子さん達は忙しそうでした。
祭神は日本大国魂大神すなわち、大地主(おおとこぬし)と書かれています。ヌナキイリヒメの話も日本書紀に従っています。
本殿の隣には『たかおおかみ』神社というものがあります。難しい漢字ですね、水の神のようですが、説明を読みましょう。
どうやら雨を祈願する為に皆さん集まるようですね。この『たかおおかみ』神社をもう少し観てみましょう。
こんな按配ですよ。邪馬台国の卑弥呼も台与も雨乞いの儀式をやったのでしょうね。時代は下るが斎明天皇が酒船石、亀石遺跡で行った水の儀式も3世紀からの伝統を継いでいるのでしょうね。
この神社は概要でも述べましたが、昔は中山大塚古墳の前方部から長岳寺あたり迄広大な敷地に鎮座していたと想定されます。山辺の道を勾げる訳ですから、きっと三輪王権の時代から重要な神様だったようです。
さて、疑問がわきますね、大物主さんを祀るのは三輪山の麓の大神神社(おおみわじんじゃ)ですよね、三輪山から離れ龍王山の西北の山麓である中山大塚古墳の前方部の前にこの神社が存在したとなると、その理由は何なんでしょうか。箸墓古墳と中山大塚古墳は時代としては近接した巨大前方後円墳であり、今でも中山大塚古墳の前方部前に大和神社の御旅所が存在しています。
これはいったい何なんでしょうか、鍵を握るのは中山大塚古墳に埋葬された人物が全てを知っていると考えられます。それは二回目以降で触れて行きたいと思います。
三輪山周辺だけではなく、この萱生の里、山辺郡にも大事な歴史が埋もれている可能性がありますね。
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