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天皇陵を考える

 先日奈良県のブロッガーとしてネット上だけですが、お知り合いの、ほかもどりさん、お住まいの近くと思われるコナベ古墳である出来事がありました。

 参考 奈良新聞 コナベ古墳円筒埴輪列を確認

 参考 朝日新聞 コナベ古墳 調査を評価

 参考 産経ニュース コナベ古墳の調査状況を公開

 珍しく宮内庁書陵部は歴史・考古学者の代表を招いてコナベ古墳の調査状況を見学させたそうだ。事実関係は新聞報道に頼るしかないが、一歩前進と考えます。宮内庁が管轄する陵墓並びに陵墓参考地については、一般の国民及び歴史学者・考古学者の立ち入りが禁止されています。先祖の墓ですから、穢してはいけないという考えです。

 私も自分の先祖の墓を他人にとやかく言われたくありませんね、宮内庁の考えはもっともであります。しかも、神武天皇から数えると今上天皇は125代も綿綿と続く世界に類をみない王室であります。

 しかし、であります、現在宮内庁が決めている天皇陵及び陵墓参考地については考古学者や歴史学者からはその正統性について疑問がでています。例えばですが、私が生まれ育った北河内郡大字招堤村の隣の樟葉村で即位された継体天皇の陵墓であります。

 考古学を少しでも学んだ人間は継体天皇という言葉は正確ではなく、ヲホド王と呼ばなければなりませんが皆さんに判り易いように継体天皇と最近は言っています。(天皇の称号が決まったのは天武さん以降ですね)それは、さておき、現在、継体天皇の陵墓は太田茶臼山古墳に治定されていますが、学者の殆どは今城塚古墳であると決めています。

 又、最後に皇后となられた手白香皇女さんの墓が西殿塚古墳と治定されています。考古学者の殆どはこれを認めていません、考古遺物から時代が合わないと考えています。このような状況が何時までも連続する事はあまり宜しくないと思いますね。それと、宮内庁が陵墓及び陵墓参考地としてる領域は限られていて、最近は民家が押し寄せてきています、もっと広域に文化遺産という観点で守らないといけないと考えています。

 開かれた皇室は昭和天皇から始まり、現在の今上天皇に受け継がれています、是非とも陵墓及び陵墓参考地についても学会の専門家が調査に参画出来るような道を開いて貰いたいと思います。その最大の古墳は箸墓古墳であります。宮内庁はヤマトトビモモソヒメの墓として管理されているが、考古学上は一番調査が必要な古墳だと思います。

 天皇陵ではない訳ですから、少し、規律を緩めて貰えないでしょうかね。箸墓を調査出来れば発生期の前方後円墳の謎が判り、ヤマト王権の誕生の秘密が判ると思います。

 私は調査をすれば誰の墓か判るとは思えません、日本では中国や朝鮮のように墓誌が刻まれる習慣が殆ど無いからです、しかし、科学的に調査する事で古墳築造の年代を狭める事が出来るとおもいます、より正確に天皇の陵墓を決めるプロセスに貢献できると考えるのです。

 私を始め戦後生まれの人間は学校で日本書紀や古事記の教育を受けていません、従い歴代天皇の名前を言える人は殆ど居ないのではないだろうか、日本人が育んだ創世神話についても知る若者は殆ど存在しないと思います。歴代天皇家の陵墓に若者の興味を引き付け世界に誇る日本の綿綿たる天皇家の歴史の存在を再認識させる必要があると思います。

 私は右翼でもないし、皇国史観を持つ人間でもない、ただの普通の平凡な北河内の招堤村の雛な場所で生まれ育った人間です。学生時代はマルクスを勉強しコンピュータを学び世界中を歩いた人間です、世界を見れば見るほど日本人が大事にしなければならない事が見えてくるものです。

 それは、世界に誇る長い歴史であり民族の知恵であると思います。英国に行けばロンドン塔にアフリカの巨大なダイヤモンドが王室の誉れとして存在する、しかし、日本の皇室は質素なもんですね。江戸時代なんぞは公家さんは貧乏で歌を作り売って生活していたと聞きます。これが、日本が世界に誇る王家のあり方なんではないでしょうか。

 と、話が長くなり失礼しました、ともかく国民が崇敬する天皇陵をもっと国民の近くにもっつてくるような度量が望まれると思います。それは、殆どの考古学や歴史学を研究している専門家が望んでいる事であると思います。

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