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利尻・礼文島紀行 礼文島編(1)

 さて、いよいよ『花の浮島』礼文島に行きましょう。

20096rishirirebun_167 20096rishirirebun_168  利尻島の鴛泊港を午後1時15分発→礼文島の香深港(かふか)13時55分着のフェリーに乗りました。利尻の観光バスは全てフェリーの時間を考えて組まれていますので、便利ですね。さあ生まれて初めての礼文島訪問です。利尻島より北にあるのですね。フェリーで40分の距離にあり近いですね。しかし、利尻島は那須火山帯の火山島ですが、礼文島は隆起により形成され利尻とは生い立ちが全く違うのです。

20096rishirirebun_326 20096rishirirebun_317  何故か固有種の植物が礼文島には存在しているそうです。ロストワールドといった按配なんでしょうか。礼文島ガイドマップを観てみましょう。参考 礼文島ガイドマップ

 カニの爪のような格好をしていますね、左の爪の先端が日本最北端スコトン岬です。香深の港は12番にある桃岩展望台の東海岸にあります。西側の海岸は断崖絶壁が続き人々は東側の海岸沿いに住んでおられるようです。道路も東側にしか存在しません。山も利尻のような巨大な山は無く礼文岳は490メータという低さでなだらかな丘が続くような島であります。南北29キロ東西8キロ約3400人の人口であります。

20096rishirirebun_169  私が宿泊したのは港から徒歩で行ける一番館という旅館でした。フェリーから降り、ブラブラ歩いていると地元の人の車が停車し、目的の旅館まで送って下さいました。本当に親切な人が住む島なんだな~と思いました。近年、近くで温泉が発見され旅館はその温泉を沸かせて使用されているようですね。夕方5時頃から10時頃まで温泉風呂に入れます。

20096rishirirebun_175  家内は疲れ頭が痛いというので寝かせて、私は林道ハイキングコースを歩くことにしました。参考 礼文ハイキングコース このコースは香深の宿から桃岩方面に舗装された道路を登り始め、40分程度登ると右側に林道がありそれを登ります。今回はレブンウスユキソウ群生地まで歩く予定でハイキングしました。

20096rishirirebun_181 香深の宿から登り始めると、眼下に香深の港が見降ろせます。ツアーの人々はバスでこの道を登るのですが、私はのんびりと歩いて登りました。最初に桃岩への岐路を通過し、そのまま登ると30分くらい歩くと林道分岐がありました。

20096rishirirebun_184 20096rishirirebun_185  ツアーの人々はこの先のバス駐車場で下車して、歩くのでしょうかね。数台のバスが駐車していました。

誰もいない夕方の林道を歩き始めると山道の両側には沢山の幾種類もの高山植物が咲き誇っていました。私には名前は判らないのと、何回聴いても覚えられないのと、あまりに変種が多く素人では図鑑があっても名前を間違う恐れがあります。

 マイフォト 利尻・礼文島紀行 礼文島お花編

20096rishirirebun_190 どうです、素晴らしい林道でしょう。道の両側には礼文島にしか存在しない沢山の高山植物が生えています。

 思わず花にはうとい私でも、写真を撮りたい気持ちにさせてくれます。高山植物は本当に厳しい環境で生き、花も身体も小さいですが何処か可憐で気品が高いように感じています。

 1時間程度歩くと、レブンウスユキソウ群生地に到着しました。20096rishirirebun_207

 未だ時期が早いので、エーデルワイスのようなウスユキソウには出合えませんでした。しかし、断崖には壁一面に咲き誇るチシマフウロと利尻を眺める夕日まじかの光景に出合い大感動でした。これで、モンサンミシェルの姿のような利尻富士が見えれば最高でしたがね。残念。

20096rishirirebun_210 20096rishirirebun_211 20096rishirirebun_217  マイフォト 利尻・礼文島紀行 礼文島編

 夕方の5時過ぎには山を降りて温泉風呂に浸かりました。札幌から夜行バスで稚内に来て、利尻島を巡り、そしてフェリーで礼文に来て山も登り本当に長い19時間でした。

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