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文化財の保存と活用 あれこれ(1)

 そろそろ、大学でのレポートの季節となりました。課題では『文化財の保存と活用』が与えられています。私なりに、この課題について、少し考えてみたいと思います。今まで、文化財の保存については専門家の人々が活躍され、世界でも最高のレベルにあると考えております。私は、文化財の活用について考えてみたいと思います。

 以下、現実の話では有りません、将来はこうしたいというjo君の近未来の構想です。

 (地域まるごとデジタル博物館構想)

 ・遺跡に手を加えず、破壊せずに古代からの我々の先祖が夢を持ち、考え、悩み、力を合わせて作りあげてきた人々の営みの知恵と精神を地元の小学生から老人に至るまでが協力して電子空間上にコンテンツを作り上げるシステムについて少し、考えてみたいと思います。

 ・ポイントは各地の博物館や郷土資料館や地域の学校や多くの地域の引退された団塊の世代を中心に地域デジタルアーカイブ放送局が出来ないかという考えです。最新の携帯電話の著しい進化とGPS機能、映像処理技術、ワンセグの普及、無線の高速大容量化等々の電子インフラ技術を背景に何か出来るのではないかと考えています。

 ・協力者が必要ですね、NHKは過去に膨大な文化財に関する映像を保持しています、特集ではCGを駆使した映像も作成し且つ歴史上の事件の再現のビデオ映像も持っていますし、教育テレビでは高校教育レベルの歴史・文学・社会等々の教材を持っておられます。膨大な国民のお金で作り上げられたデジタル文化財と考えています。

 ・さて、この前京都の友人と訪れた桜井茶臼山古墳と、纏向遺跡の旅を未来はこうしたいという構想を具体的に考えてみます。

  (歴史カーナビ装置)

 ・私の友人の、京都の老大学教授は変わった人で彼の愛車のカーナビには時代ボタンが付いています。近鉄桜井駅で乗り込んだ私を驚かせたのは、彼がカーナビの時代ボタンを古墳時代と設定しました。すると画面には3世紀から4世紀の邪馬台国時代の画面が登場したのです。桜井茶臼山古墳と入力すると画面は現在の道路で目的地までのルートを表示してくれます。

 ・彼にこの地図は誰が作成したのかと尋ねると、地元の小学生達が作ったという。現代のカーナビの地図はベトナムはハノイの人々が安い労賃で行った事もない異国の地図をひたすら入力したものなのだ。ソフト技術者の現役引退した桜井の某氏が地元桜井の小学校と中学の生徒達を指導し、作り上げた地図らしい。

 ・Muさん、この原理はどうなっているのか尋ねると、最新の携帯電話のワンセグを利用して地元の桜井市役所の文化財保護のパソコンから伝送されているそうだ。言語ボタンで英語・中国語・韓国語でも表示されるのには驚いた。Joさん此処は、ヤマト王権誕生の場所やで、最新のハイテク技術を駆使して日本の輝かしい歴史の復元を地元の人々が頑張っているんや、という話らしい。

 (携帯電話による歴史説明)

 ・桜井茶臼山古墳に到着しました。彼は、携帯電話を取り出し、遺跡チャンネルを選択して押すと画面にはワンセグ方式で桜井茶臼山古墳の解説が始まりました。移動する度に説明が変化しています、どうやら搭載されているGPS機能で我々の位置を放送局側では認識しているようだ。道を間違えると、関西弁で『そっちと、ちゃうで~~』と音声が返ってきた。

 ・ヘルプボタンを押すと、何と現在発掘中の橿原考古学研究所の某氏が『何方か知らんけど、今、発掘中やから勝手に後円部から登ったらアカンで~と言う。前方部にまわり足元気をつけて登りや~と返答』。ともあれ、古墳全体が見える場所に移動して、ブログ用の記念写真を撮影しようとすると、携帯電話で古墳時代のボタンを押すと、何と背景が築造された頃の背景が登場し、墳頂上には玉垣があり埴輪で囲まれた当時の古墳が出現し、その背景で私の記念写真を撮影できました。

 (歴史ヘルメットを借りる)

 ・近くに観光案内の茶店があり、Muの旦那は私を連れて入り、彼は妙なヘルメット搭載型デイスプレイシステムを借りてきた。このヘルメットを被り後円部の墳頂部から眺めると素晴らしい光景が映りだされて来た。古墳時代の磐余の風景が出現したのだ、大和川の金谷の港の風景が現れ、海石榴市の賑やかな市場の風景が映りだされている。

 ・山の辺の道や上つ道が一直線で北に伸び、上つ道は箸墓古墳を貫いている。箸墓古墳の築造映像のメニューが画面上にでたので、クリックすると数万人の人々が延々と二上山まで列を作り葺き石を手渡しで運んでいるではないか。歌を歌いながら女王の死を悼んでいる様子である。

 ・これらの情報は必要があれば、私のインターネットアドレスに送付され、後日、録画を自宅の大型テレビで見れるし、ブログのネタ資料としても利用できるらしい。

 (野外資料館のサービス)

 ・車に搭載していたノートパソコンを持参して纏向石塚古墳の傍で二人は腰を下ろした。この古墳の発掘の歴史に興味が涌いたので、無線ランでアクセスすると桜井市教育委員会のデータベースと橿原考古学研究所のデジタルデータにアクセスが出来ました。学術的な過去のデータが呼び出せ、先輩諸氏の発掘の歴史を学ぶ事も出来ました。

 ・遺跡探訪の感想と映像を撮影し、二人の旅人の会話映像を纏向遺跡地域データベースに感謝の気持ちで、登録しておきました。

 (同時通訳装置で外人と話す)

 ・遺跡には中国・韓国からの旅行客が沢山訪れておられました。高速無線ランインターネットを使用し、翻訳ソフトを利用しながら中国、韓国の人と片言ながらも文字入力を変換しながら会話が出来ました。もうすぐ、会話そのものが同時に通訳されるサービスが実現するかも知れない。

 ・日本という国が如何に、古代に於いて、中国・韓国の人々と深い関わりがあったのかを遺跡を見学する事で相互に理解しあえる場の提供であるのか、改めて感じる旅でありました。

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