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箸墓古墳築造時期は卑弥呼の死亡時期と同じ

 このセンセーショナルな見出し記事が朝日新聞本日朝刊で踊った。

 朝日新聞 箸墓古墳と卑弥呼

 国立歴史民俗博物館は箸墓古墳の築造時期は放射性炭素14法と年輪年代法による較正年代補正曲線により、箸墓古墳の築造時期の土器である布留0式の付着炭化物の年代測定より、土器は西暦240年~260年頃に作成された事を発表したと伝える。これは、箸墓古墳が卑弥呼死亡時期である西暦250年と同時期である事を意味し、箸墓が卑弥呼の墓であると述べているに等しい。

 この歴博グループは今月末、早稲田大学で開催される日本考古学協会主催の学会で報告される予定と伝えています。これは、必ず出席しないといけませんね。一応、私も学生証がありますからね。(笑)

 参考過去記事 弥生時代の始まりは500年早くなりそうです。その1

 参考過去記事 弥生時代の始まりは500年早くなりそうです。その2

 上記、一連の記事で報告していますが、歴博の研究グループでは放射性炭素14法のAMS法と年輪年代法による過去の地球環境の放射性炭素14の濃度測定による濃度変動を考慮に入れた較正年代曲線により、今までの考古学の成果である相対編年の土器編年に実年代を与えて行く作業をしておられます。

 今まで弥生時代は紀元前500年頃に水稲稲作が日本列島に伝わり弥生が始まったというのが通説でした。しかし、歴博の研究グループは中国、韓国の研究グループとも連携し土器に付着する炭化物の放射性炭素14法のAMS法による年代測定と較正年代で補正を加え、北九州の玄界灘沿岸では紀元前千年頃に水稲稲作は伝わり、弥生が始まったと主張しています。

 この方法により日本各地の土器に付着する炭化物を分析し、従来の土器編年表と齟齬がないかを研究しておられます。最大の問題は纏向遺跡の実年代であります。寺沢氏、石野氏、等々の考古学者により詳細な土器分類が既に完璧に近く相対年表はできています。そこで、それに実年代を与える作業が歴博の今回の研究テーマであります。

 箸墓古墳は宮内庁が管理する立ち入り禁止陵墓であります。そこで、周濠や周りの発掘考古学遺物により年代を迫るのですね。

 31日が楽しみです。

参考過去記事  桜井茶臼山古墳と纏向遺跡紀行 目次編

参考記事 MuBlog 卑弥呼の墓

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Comments

 朝日の記事にもびっくりしましたが、『JoBlog』の速報性にもびっくりしました(笑)。

 娘が、(今日の1限は古代史、4限・5限は考古学なので、そこで先生がどういうコメントされるか楽しみだァ~)と大学へ行きました。

 Jo先生、素人考えですが、これで邪馬台国の大和説は決まりですかァ?

Posted by: ほかも | 2009.05.29 08:16 AM

ほかもさん おはよう

 横浜は今日も朝から雨です。息子の弁当と朝飯を用意して送り出しました。ところで、娘さんは考古学を専攻されているんですか?

 測量実習はされましたかね。先週、レベルをやりましたよ。標高を測量する実習でキャンパスにでて蚊に喰われながらでした。

 さて、歴博のグループの週末31日は早稲田であるようです、会長が今、早稲田の先生なんですよね。考古学概論で講義を受けました。

 箸墓の出土土器、布留0式土器だけを測定した訳ではないと思います、庄内式土器やその他の纏向遺跡の土器も橿原考古学研究所と連携したり、奈良文化財研究所とも連携していると思います。

 従来は布留0式は300年頃と考えられていたのではないでしょうかね。詳しくは、日曜日の発表を聞いてレポートしますね。

Posted by: jo | 2009.05.29 08:55 AM

Joさん
 うつらうつらしたまま午睡のはてに、貴記事と朝日記事と、そしてうちの夕刊で確認しました。

 またしばらくいそがしくなりますねぇ。早稲田の発表は是非書いて下さい。そして、天ぷら食べながら日本の根本を確認しましょうぞ。

Posted by: Mu | 2009.05.29 05:57 PM

Muさん ご養生のほど

 元気になれば、又、関西の遺跡探訪やりましょう。楽しみにしていますよ。

 歴搏は随分と自信があるようですね。これからも、楽しみです。

 天ぷら、いいですよ、是非一度武蔵の国に来て下さい。

Posted by: jo | 2009.05.29 06:38 PM

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