白鬚神社『1』
京都在住でMuBlogを主幹されているMu翁さんの案内で湖西の道を探訪した。
既に詳細な記事が掲載されていますので、参考にしてください。
・MuBlog Jo翁との遺跡巡り 湖西の白髭神社と高島市
・MuBlog 白髭神社と鴨稲荷山古墳:近江の継体天皇(0)
・マイフォト 近江 白鬚神社
JoBlog 厳島神社 安芸の宮島 今年の二月に訪問していましたね。鳥居が遥拝するシンボルだとすると船からこの鳥居越しに白鬚神社を拝んだ事になります。岸に立つ我々からは多分、鳥居越しに淡海に登る朝日を拝む事になるでしょうか。

松尾大社は秦氏の故郷である太秦にある秦氏と関係が深い神様であり元糺の森の近くで、糺の森の上賀茂、下賀茂神社と縁が深いです。この高島にも松尾神社は存在しているし、鴨川や鴨とつく地名が仰山あり不思議です。
新羅と言えばこの場所から北に行けば敦賀です。新羅の皇子の『ツヌガアラシト』上陸したと言われる場所に辿り着きますね。敦賀の語源になった伝説の皇子です。記紀によれば秦氏は応神天皇の頃に1万数千人の特殊技能を持った人々を引き連れて朝鮮半島から渡来した氏族、弓月君であると記録されている。
新羅と古代日本との関係を考えると航路を考えると日本海ルートが有力になります。出雲、但馬、若狭湾、能登半島が交易の地点と想像されます。そして、琵琶湖の淡海と川のルートを使い大陸との交易に従事した人々が拠点を築いたと私は考えています。
さて、祭神が猿田彦ですが、これも謎の多い神様だと思います。この件については次回に考えてみたいと思います。
(追伸)
Ysさんのコメントに応えて、彼が先日撮影された富士山の空撮写真をご紹介します。白鬚神社とは関係ありません。(笑)
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Comments
Joさん
Mublogも読みました。
高島は馴染み深く、古代史の知識はありませんが、興味深いですね。
高2の夏休み、高島の勝野にある旅館にお世話になり、貸しボートのアルバイトをしていたんです。毎日旅館のお爺さんのバイクの後ろに乗せてもらい、近江舞子まで通いました。懐かしい風景です。
水上機を飛ばしていたのは萩の浜です。
白鬚は比良にも繋がるそうですね?
Posted by: Ys | 2008.11.26 11:38 AM
新羅系と百済系とが、今ひとつ分かりにくいところがあります。日本ですと、薩摩と長州くらいの違いなのか、それ以上なのか。
渡来人の関係書物では、出自が、ときどき正反対の説もありまして、悩むところです。たとえば、高句麗系ですと、比較的明瞭ですね。
また、言葉も百済王族と百済庶民とでは通じないという話も見聞きしました。
昔のことは分かりにくいものですが、秦氏も、どうなんでしょう、中国からか、百済からか、新羅からなのか、……。
というわけで、わからないままに湖西の旅路、わかったことは、あのあたりは琵琶湖の賜物と感じたことでしょうか。
ぼちぼちと、白髭神社、鴨稲荷山古墳のことをまとめていきます。こうご期待のほど~。
Posted by: Mu | 2008.11.26 02:07 PM
Ysさん
そうですか、貸ボートのアルバイトをされていましたか。近江舞子は子供の頃から有名でしたよね。
水上機を飛ばしたら美しいでしょうね。今度、Ysさんの空撮用のモータグライダーを飛ばして白鬚神社を空撮しますか。
私は28日から京都に帰省しますが、Ysの旦那さんは何時帰省されますか?Muの旦那も誘って琵琶湖で空撮しますかね~~。
え?年末にややこしい事してると奥方に怒られますか?
Posted by: jo | 2008.11.26 04:34 PM
Muの旦那はん
これから又、出かけますので短いコメントです。朝鮮半島からの渡来者には楽浪郡、帯方郡に土着した中国人の官僚や商人、はたまた、シルクロード経由の胡人(イラン系統)、中国の坊さん、学者、等々色々と交流がありましたね。
更に歴史を遡れば、南朝鮮には馬韓、弁韓、辰韓という土着の人々がおられました。それが、北方遊牧民が南下し百済を打ち立てた訳ですよね。
そして、新羅、加羅(伽耶、任那等々の小国連合)と国々が成立した。
古代から何度も朝鮮半島からは人々が渡来されているので、正確に捉えるのは困難でしょうね。
秦氏は新羅在住の中国系、高度職能集団であり、貿易商人と私は捉えています。彼らが政治に深く介入しなかった背景は彼らの職能にあったとおもいます。
坂本竜馬が大政奉還で官位を望まなかった事に通じますね。
Posted by: jo | 2008.11.26 04:50 PM
Joさん
おもろいですね。いっそ水上機で水上から離水して空撮、というのはどうですか?
残念ながら年末は家内の実家に行くのでダメです。
それに、これからはあの辺は西風(比良降ろし)が吹いて凄く寒いです。
近江は地形的に日本海に近いので、雪も多い。交通もそうですね?
琵琶湖の北に余呉湖と言う小さな湖がありますが、こちらもいろいろ伝説がありますよ。ぜひ行ってみて下さい。
白鬚神社の水中の鳥居は最初は陸上にあった、と言う説もあります。
また、鳥居の向こうに沖の島がありますが、宗像神社と同じ神を祀っている神社があるそうです。(直線上に)
Posted by: Ys | 2008.11.27 11:01 AM
Ysさん
今日は雨で一段と寒くなりましたね。お身体大事にして下さい。
余呉湖には出かけた事がありません、羽衣伝説があるんですね。白鳥の渡り鳥の不思議さと大陸と往来する人々と地元民の間でロマンスの話を合成すると、羽衣伝説になりそうですね。(笑)
琵琶湖で一度、水上機を飛ばしてみたいですね。そして、空撮。そういえば、今年の鳥人間コンテストではラジコンヘリで空撮していましたね。
沖ノ島には宗像神社ですか、北東琵琶湖は息長氏の本拠地でしたね。海人族ですね。息長氏は古代のヤマト王権と深い関係がありますね~~。
Posted by: jo | 2008.11.27 01:08 PM