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アツォンパ(Atzompa)遺跡(1)

 サンタマリア・アツォンパ(Santa Maria Atzompa)という陶器で有名な田舎村があります。モンテ アルバン遺跡が存在する山の北側に独立峰として山が存在しその山全体がモンテ アルバン遺跡と同じ時代の遺跡が埋まっているのです。これを、アツォンパ(Atzompa)遺跡と呼び現在6年計画で政府は遺跡の発掘整備に取りかかっている様子です。未だ1年目にあたります。

 (地形について)
 
 オアハカ盆地は丁度Yの字を逆さにした様な平地の真ん中にあり西、東、南を山脈が迫ります。その大きな盆地の中に香具山、畝傍山、耳成山のような独立峰がモンテ アルバンであり、アツォンパである訳です。これらの峰峰にはモンテ アルバン都市国家が栄えるに従い、峰峰に神殿、球技場、宮殿、墳墓、天文台、等々の建造物が建設されたのだ。

 アツォンパ 遺跡の発掘整備は国家事業であり、目の前に位置するモンテ アルバン遺跡のグループとして10年後あたりには公開されるのではないでしょうか。今回は娘の友人のご紹介で遺跡発掘の責任者の方及び関係者の御配慮にて発掘現場を案内して頂いた。

 マイフォト  サンタマリア・アツォンパ(Santa Maria Atzompa)遺跡写真集 
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 流石に陶器の村だけありお店の屋根には陶器が飾ってあります。オアハカ市内から乗り合いのタクシーで村には20分程度で到着しましたが、道に迷い、地元の人に訊き再度、タクシーを借りてアツォンパの山を登りました。

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 タクシーで下車した場所からでも、30分程度は急斜面を登らないといけません。やっと尾根の取り付きの場所で遺跡発掘の先ず第一陣に遭遇した。指導されているに人は娘達の知り合いらしく、70才を越えたと想定される考古学者さんでした。一休みして、再度山頂を目指すのですが、急勾配で息が苦しく大変だった。

 
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 ほうら、こんなに登ってきましたよ。遺跡の発掘は本当に体育会系ですね。しかし、娘は若いのでスイスイと私を置き去りにして登ってゆくのだ。


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 先ず、女性の発掘現場の指揮者さんが案内を始めてくれました。最初の遺跡はおなじみ、球技場です。この広大な遺跡には3箇所の球技場が山の頂きに存在しました。本当に古代のこのあたりの人々は球技が好きだったんですね。

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 球技場を過ぎると次に広場に踏み入れました。遺跡の発掘チームが試掘(トレンチ)の準備をしているところです。

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 発掘責任者の若手考古学者が懇切丁寧に案内を始めてくれました。この建物跡の特徴である不思議な文様についてです。両目でこちらを睨むような文様がレンガで構成されています。建築様式はモンテ アルバンと同じだそうですね。

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 神殿跡の発掘現場です、この遺跡群では一番重要な神聖な場所だそうだ。トレンチが既に数箇所掘られている、懐かしいと思う。今でも地元の人はここで祭祀をしてる様子で鳥の羽根が散らばって異様な光景でした。

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