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今日からカンボジア紀行

 東南アジアに於ける貧困国と言えば、カンボジアとラオスだそうだ。ほんの数年前まで戦争をしていた国だから仕方がないのだろうか。このインドシナ半島の国々はフランスが長く植民地化した国々である。

 最近、考えているのが世界に植民地を作り経営した国々の事である。私はローマ帝国とモンゴル帝国と七つの海を支配した英国の植民地政策の共通点である。この三国以外に多くの国々が植民地政策を展開した歴史があるが、どうも何処か違いがあるように思う。

 (英国の植民地支配政策)

 英国が植民地にした世界の国でアフリカを除いて見て見るとインド、マレーシア、香港、米国、等々があるが現在、最貧国ではない。英国はアジアに関しては東インド会社に経営をやらせた。植民地に産業を興し特産品を作らせ貿易を独占する事で本国に利益を本国にもたらした。

 英国はその国の人々の宗教とか習俗とか文化には興味は無い、金が稼げればいいし、貿易により大いに金が稼げる殖産興業を展開した形跡がある。国際競争力のある産業を育成したのだ。インドの綿花、胡椒、マレーのゴム園、錫鉱石、等々である。

(モンゴルの支配形態)

 モンゴルは世界中から人材を本国に集め登用した。支配形態は植民地の宗教、文化、は認め税金を徴収した。世界最大の版図を手にした帝国の植民地支配のやり方である。世界の国々の伝達網を発達させたので、植民地間では情報が行き渡った。

 ローマは文明を伝えた、土木技術による道路、上水道、下水道等々の技術とインフラを植民地に伝えた。明らかに三国の植民地支配にはグローバルな情報とその中での個別植民地の存在理由というか位置を教えたと思う。

 (フランス、スペインが支配した国)

 インドシナ半島もメキシコ、南米の国々は何処も貧乏なのは何故なんだろうか?フィリピンも貧乏だ。今日から訪問するカンボジアの貧困はクメールルージュの最近の政策の影響が大きいと思う、文化大革命の影響を受け通貨まで廃止し、原始農業社会への復帰政策は根が深い。インテリを全て殺してしまったのだ。

カンボジアは一人300ドル年収の世界であり、ベトナムは640ドルだという。マレーシアは12000ドルである。GDPで国の豊かさは比較できないが、尺度ではある。

ベトナム戦争の末期にサイゴン陥落の折りには多くの南ベトナムの人々がカンボジアに逃亡したという。彼らも、その後のベトナムのカンボジア解放戦争では塗炭の苦しみだったに違いない。

 12世紀のクメール王朝の栄華を見学にゆくのだが、同時にこの目でカンボジアの現在の断片を体感してきたい。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

相手国を絶滅したスペインに顕著ですが、宗教が絡みすぎると、悲惨な結果をもたらしますね。マヤ、アステカのいろいろな文化遺産は、破壊、焼却されて、その上に教会を建てたそうです。

フランス植民地の貧乏さは分かりにくいですが、やはり宗教干渉があったんでしょうかね。

ローマ、モンゴル、英国ですか。
となると、ドイツや日本の新興後追い植民地政策も知っておいたほうが、歴史を客観的に眺めるのによいですね。

Posted by: Mu | 2007.04.27 01:57 AM

Muの旦那はん

 昨夜、アンコールからハノイに帰りました。充実した三日間でしたね。

 今の季節はスコールが来るので、雷雨に注意ですね。雨ざらし、厳しい太陽に晒されている破壊された遺跡は痛々しい限りでした。

これなら、何時までも発見されずに森に包まれ、過去の栄華を封印していた方が良かったかも、なんて思う事もありました。

 大航海以降のアジアも南米も悲惨な歴史でしたね、しかし世界史では文明は異なる文明が衝突して生まれるものだと、以前、何処かで読みましたね。

人間の歴史とはこのように過酷なのかも知れないと思う旅でした。

 

Posted by: jo | 2007.04.29 11:28 AM

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