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ベトナムでの日本語

 最近のベトナムでの日本語需要について私の経験してる限りの範囲で少し、触れます。

 ベトナムに進出する日本企業は急激に増加しています。昔はホーチミンでしたが最近はハノイが主力です。ハノイにはベトナム政府の意向もあり大規模な日本の製造業が進出してきています。問題は、日本語を喋れるベトナム人が少ない事ですね。

日本語が出来るベトナム人の給料はここに来て急騰しています。これは、過去の中国は上海での状況に似ているのかもしれませんね?

 そこで、大企業の場合は社内で日本語を教えるカリキュラムが組まれ、給料と連動するシステムを採用する企業が増え始めました。

 (製造現場の問題)

 多くの製造関連のマニュアルは日本語で書かれています。正確にベトナム語に翻訳しないとトラブルの原因になります。マニュアルの翻訳には製造業のノウハウが集積されており、企業秘密が多いです。問題はベトナムの機密保持に関する習慣です。

企業内に翻訳部隊を設け、企業内で翻訳するのがベストでしょうね?しかし、製造業の本分は製造ですから、翻訳とか機密保持に関する専門家は少ないのが現状ではないでしょうか?それに、鍛造とか、塗装とか、プレスとか、組み立て製造業のプロセスは専門知識が必要です。

 海外進出企業では常に上記問題が抱えて今まで事業を展開しています。立ち上げ時は日本から仰山の専門家を投入し、立ち上げるが、問題はその後の現地での現地民での確実なフォローです。

 (企業理念の伝道)

 結局、最後に重要なのは企業理念を確実に現地の人々に伝えることが出来るか?創業以来の企業理念は一番重要ですね。言葉、習慣、宗教を超えて普遍のものとして企業理念を現地の従業員、管理者、経営者に伝えることが出来るかに命運がかかっています。

企業は生き物であり、大事なのは企業を支える人々です。単に、正確に、品質の良い安く物を作るだけでは長く企業が続かない。そこで、企業理念が重要になります。早く現地化できた企業が将来は必ず成功すると私は思います。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

私の専門分野からはそれますが・・・
ベトナム進出企業の一人として面白い話題なので、コメントでーす。
良いも悪いも無いので、読み物としてお読みください。

私の会社(ハノイの一製造業)では、英語が公用語です。
なぜなら、ベトナムの文化の中に英語が浸透しているからなんです。
会社がベトナムに進出した理由の一つが「英語ができるローカルが豊富だから」です。
もちろん日本語が話せるローカルスタッフもいるし、重宝します。
でも、日本語ができるからって、給料に色がつくわけじゃないんですよね~、うちの会社。
なぜなら、日本語ができるローカルの給料上げたら、英語ができるローカルも上げなきゃ、本人たちは納得いきませんからねぇ~。

我々製造業が、ベトナムに進出して来た最大の理由は何でしょう・・・
人件費が安いからです。
しかし、人件費はだんだん上がり、いずれ今の日本や、中国の様になることは間違いありません。
その中で、日本語ができるスタッフが増えるのは歓迎ですが、人件費が上がるのは悪しき現象です。

実は、うちの会社には、通訳という職がありません。
人件費の問題もありますが、ハートの問題です。

通訳を使うと、話はスムーズに進むし、時間もかからないのですが、気持ちが伝わらないんですね。
私は、それだったら、下手な英語でもいいから、時間をかけてでもローカルスタッフと直接コミュニケーションしたいと思うんです。
それが、現地化への近道ではないでしょうか?
そんな意味で、やってるこっちは、大変ですが「通訳はいらない」という会社の方針には賛成!

郷に入ったらなんとやら、ホントは、ベトナム語でやりたいんですが・・・
その前に英語が・・・

以上、TOEIC 270点のラジコン所長より

Posted by: ラジコン所長 | 2007.01.25 11:10 PM

ラジコン所長どの

 返事が遅れました、アパートのADSLが全く機能せず、繋がらない日が続いています。このまま続くなら家を代えます。

 ご意見ごもっともです、私が37年間勤務した富士通でも貴殿と同じ考えでした。基本は英語です、コンピュータの世界とか貴殿の属されている業界もそうでしょうね。

今私が属している、翻訳会社も基本は英語です。英語から各種言語圏の言葉に翻訳しています。今回、記事で取り上げた世界でも基本は英語ですね。

 しかし、文明と文化という両面に企業は直面している様子です。文明の世界は翻訳なし英語が共通語で通じますが、文化の面になると少し難しい局面がでてきますね?

製造業の中でも熟練工の世界になるとどうしても、文化に根ざす微妙な世界が存在する事もあるようです。又、企業理念というものは世界に通じる文明である筈ですが、果たして日本語から英語そして他の言語への翻訳となると微妙です。

 ベトナムに来てまだ1ヶ月少しですが、今まで遭遇したベトナム人で米国時代に会話していた英語を話す人は一人だけでした。彼は、弁護士でした。私の河内弁英語もひどいですが、ベトナム人の英語も同じようなレベルでしたよ。

ともあれ、最後はラジコン所長のように身体で相手と真摯に会話しようとする姿勢が一番大事なんでしょうね。立派です。

Posted by: jo | 2007.01.26 10:24 AM

 世界の人と自由に言葉が交わせて意思が通じることを、まれにぼんやり夢見ることがあります。Muは日本語だけなので、余計に切実です。
 しかし、どうも考えてみるとMuは文明じゃなくて、土着文化の中で生きていて、そして同じ土着民同士のなかでも、なかなかMuは伝達に苦労していると、自覚します。
 だから、疲れてくると独り言しかいわなくなりますね。

 企業は文明。これは分かりやすいです。

Posted by: Mu | 2007.01.27 08:36 PM

Muさん

 この数日は学生さんの試験の採点でご多忙なご様子ですね?学生さんの顔が浮かぶとなかなか厳しい採点はできないですよね?

 話し言葉は地域でどんどん変化するんでしょうね?日本だって江戸時代は本当に異なる地域では言葉が通じなかったんですよね?

中央集権国家が出来ると権力で統一しようとするが、なかなか関西人のように反抗する連中がいるから・・・・・。(笑)

 ドラエモンみたいに誰とでも話せる機械が手元にあればいいですね?

Posted by: jo | 2007.01.27 08:54 PM

 Joさん

 ラジコン所長様、MU様のコメントに勇気付けられましたσ(^◇^;)。。。最後は熱いハートがあれば相手に通ず、ですよね。独り言、そういえば相手に通じなかった時に「ブツブツブツ・・・」と哲もやってました、やってます。自分が変になったのではなく、努力が足りないということだったのですねヾ(^_^;

 最近、自分の席で独り言を発する回数が多いので、反省です。

 TOEIC485点(7年前)の哲でした。

Posted by: | 2007.01.28 01:01 AM

テッチャン

 {最近、自分の席で独り言を発する回数が多いので・・}それ、30数年前から見たような気がするな~~~?

同じ文化圏の中でのコミュニケーションでも難しいのに、異文化コミュニケーションはもっと難しいわな~~~?

相手を理解しょうと努力せんと、アカンやろね?それと、同じ目線やろな~~?

 アマチュア無線の世界では、電信を打つ速度はレベルの低い方の人に合わせて打つんですが、ここにもコミュニケーションの基本があるようですね。

Posted by: jo | 2007.01.28 08:03 AM

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