南越雑記帖 (5) 田園風景
今日はハノイ郊外で紅河を渡り、ドイバイ空港に行く途中の田園風景を楽しんだ。実は近くに日本の某自動車メーカさんのでかい工場があり、私の会社も近くに巨大な倉庫を持つことになった。
田圃の中に御神木がありました。日本と同じでしょうか?老木ですね、神が宿る存在なのではないだろうか?祭壇が幹にこしらえてありますね。
このあたりは、一面が田圃なのです。二毛作でその間にトウモロコシまで収穫するようです。紅河のデルタは本当に豊かな土地なんですね。
マイフォト ハノイ郊外田園風景
昭和二十年代の私の生まれ育った北河内の招堤村の農村の風景が眼前にあります。牛に鋤を引かせ土地を耕す風景は懐かしいです。
のどかで、ゆっくりとした時間軸がそこには有ります。ベトナムは自給自足が可能な国であり、急いで近代工業化は必要ないのかも知れない。何で国際化をしなければならないのか?自問自答が続く。
ベトナムの農村のお墓です。土葬ですが、死後二年間程度は土饅頭を作りお墓は隆起しています。
二年後には掘り起こし、ちゃんとしたお墓に埋葬されるそうです。これは、日本の古代のモガリの風習の原型ではないだろうか?朝鮮半島の西岸にも古代では存在していた風習である。
昔は各自の田圃の真ん中に先祖のからのお墓をこしらえたそうです。最近は作業効率の問題から、お墓をまとめる指導をしてるそうです。日本でも田舎に行けば田圃の真ん中にお墓がありますよね?
滋賀県の安土に近いオイソ町では未だ田圃にお墓があり、土葬でした。丸い棺おけを身内のものが白装束ではだしで額に三角の布を巻き野辺を担いで歩く。家内の親戚の葬儀は印象に強く残っています。
ベトナムの古代である越の国の時代は男性は刺青をする風習が有り、女性はお歯黒をしていたという。日本と風習が似ていませんか?その後、千年の中国支配によりこのベトナムの風習は禁じられたそうです。
子供をあぜ道で見つけました。ベトナムでは子供をとても大事にするそうです。村落共同体で子供達を守るそうです。子供達には笑顔が満ちているのがベトナムの素晴らしさでしょうか。
田舎の風景で感じるのは何が幸せか?という、設問ですね。
この田圃の中に、日産3000台のバイクを作る工場があります。凄まじいバイクの群れですね?
近代と古代が混在する田園風景でした。
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