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Working Poorの現実

 先日NHKでは特番で”働く貧困層(Working Poor)”の番組に衝撃を受けられた人は多いのではないでしょうか?番組では1/10の人々、約400万人の人々が生活保護レベル以下であるという報告であり、東京では1/4が正規社員ではない労働条件で働いているという。

 平均年収で一番高いのは東京で約400万円、ビリは私の息子がいる沖縄で約200万円だそうだ。OECDの発表では先進国で日本は二番目に貧困層が多い国だそうだ。番組で地方の商店街でテーラーをされている技術のある老人は年収20万で年金は全て奥様の病院に消えてゆき、一回の食事が百円で済ませないと生きてゆけない。

 それが、今度は医療費負担が上がるという。死ねという事を国家はこの善良な老人に宣告しているように聞こえた。都市部でも、30代になるとアルバイトの仕事もなかなか見つからないそうだ、そして路上生活者にやむなく行く。

 統計によれば、この数年で2千万を越える所得者が倍増したそうだ、しかし、生活保護レベル以下の人々は25%増えたと言う。明らかに格差社会が急速に進行しているのだ。

 (身近な実感)

 私のこの4ヶ月のアルバイトは日給が6400円です。月に8万円程度収入ですね。頑張れば10万少しにはなる。私の周りでは一部屋に三人で暮らし家賃と食事代で10万円という人々がいる。ギリギリの生活なのだ。

 建設現場では日給がバブルの頃は2万円も貰えた時代があったそうだが、何の保証も無い。そして、危険な職場であり、怪我とか負傷し障害者手帳を持つ人が側にいます。その人々は働きたくても建設現場は無理だ、だから遺跡発掘の補助員として安いアルバイトで仕事をやるしかない。(未だ職場があるだけで素晴らしい)

 (地方の犯罪が多発している)

 穏やかな平和な地方の風景で凶悪な犯罪が多発している、そしてある大企業である自動車会社の役員は年収が2億を越えると言う。東芝の土光さんは毎朝めざしを食べ質素な清貧な生活を旨とされた。私が教育を受けた明治生まれの母は貧乏なこの国で給料よりも人の為に尽くせと教えた。

 この数年間の日本丸の進路は間違いがなかったんだろうか?私が育った会社では給料は安い会社で有りました、しかし、優秀な人材には仕事で答えてくれたと思う。金ではない。金は皆でわけるのだ。二割が引っ張り八割がリーダについてゆく世界は古代より変わらない。リーダーには名誉で答えるのが素晴らしい知恵だ。

 (日本は又、アジアを捨てるのか?)

 明治維新により日本は近代化を行い、アジアの人々からは尊敬の念を受け日露戦争に勝利した。多くのアジアの人々は日本に期待をしたのだ、そして多くのアジアの留学生は日本に来た。しかし、その後は第二次日英同盟により欧米諸国と同じアジアの植民地戦略を選んだのだ。アジアの人々は失望したのだ。

 太平洋戦争以降、日本は復興しGDP世界第二位に短期間で上り詰めた。アジアの人々は過去の日本の近世史を知っているので、警戒している。この数年の日本の針路は日露戦争以降と同じく欧米諸国と手を結ぶ事に優先順位があるように思えますね?

 日本のリーダが変わる節目になりましたね、論点は足元の日本のこの400万人に及ぶワーキングプアーの元凶は何処にあるのか?真剣に目を向ける事と二度とアジアの人々から欧米中心の”異国の国”にならないような、姿勢が必要ではないでしょうか?

2006_018_1 蛇足です: 最近のヨイトマケ弁当です

焼き魚、肉ジャガ、ほうれん草とチリメンジャコ、玉子焼き(定番)、でんぶ、昆布煮しめ、ジャコ佃煮、梅干 ダス。

 (最後に)

 昭和天皇のメモは重いと思います。日本という国は古来、大きな変化をする時は天皇を中心に軸を回転させて生き延びて来たのだ。本来このようなメモは絶対に表にでてはいけないものです。例えば、御前会議の天皇の発言とか近習の人々のメモは彼らが墓場まで持ってゆくのがこの国の習わしでありました。

 しかし、かの大戦の最大の責任者である昭和天皇の私的御発言メモは歴史的に重大な重みを持つものであると考えますが、如何ですか?

 個人的にはどんどんと品位が失われて行くこの国のかたちが心配でなりません。

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Comments

 この番組、私も見ていてショックを受けました。
(働いても働いても豊かになれない)
啄木の詩のようですが、実際にこんなことが起こっているなんて、ずっ~とこの番組のことが頭から離れずにいました。

 真面目にコツコツ働けば、いつか報われるという時代は終わったのでしょうか。

 片一方で、20才にもならない若いタレントが、テレビで(一ヶ月に35万円使う)という話をしていました。なんかおかしいです。

Posted by: ほかも | 2006.07.31 05:08 PM

ほかもはん

 テレビ観られましたか?衝撃の番組でしたね?しかし、現実のようです。

 最近の悲しい事件の背景に何かがあると考えていましたが、この番組は何かヒントを与えていました。

 国のかたちが変になりつつあるんではないでしょうかね?

Posted by: jo | 2006.08.01 06:17 AM

 この番組は見ませんでした。ただ、身近でも気になることが・・・~最近、地道なもの作りが大事にされなくなったのでは?と思ってしょうがないです。

 小ざかしく金儲けすることが評価され、周りから本物のエンジニアがどんどん消えてしまった。もの作りの心、大切にすべき精神性が失われ、即物的な考え方ばかりが蔓延ってしまったように感じます。

 品位だけでなく、精神性まで・・・ある意味で余裕・・・ってのを無くしたのかな~?と。

 馬鹿を冗長するようなTV番組を流すマスコミ。その、マスコミの責任も重大と思うのは、哲だけ?

Posted by: | 2006.08.01 07:15 PM

 テッチャン

 最近、司馬さんの”この国のかたち”の第一巻を帰省中に家内の実家で読み直したけど、彼曰く、日本人は思想というのは海外から渡来するものだと考える習慣があるらしい。

 そして、その思想を真面目に研究するが、其のまま血となり肉となった歴史は無いそうや。

 ここらで、新しい国のかたちと思想を作らないとアカンと違うか?欧米の真似ばかりではアカンと違うか?

 

Posted by: jo | 2006.08.04 10:53 PM

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