神河内(上高地) 逍遥記(最終回)
神河内(上高地) 逍遥記も最後になりました。初日の大正池から河童橋への梓川河畔の遡上、そして二日目の横尾までの往復22キロのトレッキング、そして最終日の河童橋から田代池、帝国ホテルの往復で散策は終わりました。
河童橋から帝国ホテルに向かいましょう。すぐに、北アルプスで事故により亡くなられた人々の慰霊の碑があります。(故)正井君を偲んで手を合わせました。
河童橋から帝国ホテルまでは一時間程度の散策コースになります。熊笹が生い茂り、林の散策路になります。
河童橋のホテルでは早朝に猿の群をみましたが、やはり沢山野生で存在しているんですね。ここでは、古来、餌をやらないルールが守られているんです。
残雪が残る帝国ホテルに到着しました。私は始めて訪問する事になります。我々には縁の無い世界でしたからね。
正面玄関の景色です、落ち着いたヨーロッパのアルプス山麓に佇むホテルの雰囲気がありますね。
一昨年前にスイスアルプスの紀行をしましたが、ツエルマットの雰囲気に似てるでしょうか?
念願のコーヒーを此処で飲む事が出来ました。落ち着いた雰囲気が予想していた通りでしたね。
何れは、このホテルに宿泊する時が来るかも知れませんが、河童橋のホテルの方が部屋から穂高連山を目の当たりに出来るので多分、私はこのホテルには宿泊しないと思う。
さて、ホテルをあとにして田代池まででかけましょう。ホテルの裏手には白樺の林の道が続きますね。
鳥の声しか聞こえず、梓川から流れる風はひんやりとして気持ちのいいものですね。
途中、水芭蕉を見つけました。これで、今年は尾瀬に行かなくても良さそうですね。神河内で済ませてしまいました。(笑)
田代池までは湿田の道になります。
今回、神河内(上高地)を案内しました家内と私と田代池の風景です。
長い連載になりましたが、少しでもご参考になる所があれば幸せです、是非、一度は混雑の時期を外して訪れて下さい。
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Comments
神河内(9)~(最終回)
神河内逍遥記楽しませていただきました。慰霊碑、Joさんが学生時代、北海道旅行中に友人の訃報に接し・・・その話を思い出しました。
四季を通じ人を惹きつけてしまう上高地の景色、Joさん節と写真とで充分に伝わってきました。サンキューでしたo(^o^)o
(9)で掲載された水芭蕉、が水芭蕉に見えないのが、気になりましたがねσ(^◇^;)。。。
Posted by: 哲 | 2006.06.14 04:27 PM
最後で決めましたね
今日は当方のブロッグの(お勧めサイト)の三人集が揃って素晴らしい写真を載っけたのでコメントを書くのに忙しいです。
木幡方面の(墨田の花火)、奈良方面の(青丹よし)、そしてJOさんの(二人の旅)。
子育ても終わって、会社勤めも終わった夫婦の上高地逍遥。
逍遥、というには少し気ぜわしいような気配もあるのは当然で、また明日から新しい旅が始まる。
その新しい旅もきっと楽しい、愉快な旅になるに違いない。
そういうことをこの記事最後の写真、お二人の一枚の写真は感じさせてくれます。
Posted by: ふうてん | 2006.06.14 10:39 PM
哲ちゃん
今日の夜は昔懐かしい、大学時代のワンゲルの同期三人で酒盃をあげました。
ポンちゃんと、ゴロウちゃんです。同期は今は日本全国に散らばっていますが、今年は還暦記念の集まりを山小屋でやろうと、話が進みました。
何時までも、皆さん元気でおられるのが幸いです。
Posted by: jo | 2006.06.15 12:15 AM
ふうてん翁どん
懐かしい思い出の旅でした。何時までも、この自然が残るように我々は頑張らんとあきません。
一度壊してしまうと、二度と元には戻らないのが自然だと思います。山の仲間は自分達の責任で守る必要があると思いました。
里における鎮守の森、お寺の自然、やはり我々の先祖は知恵を絞り自然を守ったのではないでしょうかね?
今回の旅は又、自然の素晴らしさに感動した旅でした。
Posted by: jo | 2006.06.15 12:24 AM
10回にも及ぶ(上高地紀行)ありがとうございました。日本にもまだこんなに美しい自然が残っているんですね~。
Joさんが還暦をお迎えになる区切りの年に、奥さまに(今までよくついてきてくれたね。)と労をねぎらって、旅に誘う・・・いいお話ですね。その行き先が(上高地)というところもシブイ!
いつか(上高地)を訪れる際には、この(上高地シリーズ)をぜひ参考にさせていただきます。
Posted by: ほかも | 2006.06.15 08:13 AM
ほかもはん
突然思い立ち行きました。計画性の無い人間ですので、さてどうなるか?不安でしたが、素晴らしい旅でした。
昔は山日記というものが存在し、山を縦走する時は記録を克明につける習慣が有りました。先輩諸氏の記録を読み、研究したものです。
今回は、山日記の体裁はとっていませんが、出来る限り私が自分の目と身体で感じた事を記録した積もりです。ついつい、時代が時に百年、数百年、千年と遡る事もありましたが、神河内をご案内するには必要と思ったからです。
是非、一度は訪れて下さい、9月上旬の頃は人が少ないと昨夜、再会したワンゲル時代の同僚が言うてました。
実は、家内の見合い写真がこの河童橋で撮影されたものでした。ミステリー小説みたいやね?(笑)
Posted by: jo | 2006.06.15 04:11 PM